2012年01月23日「聴く!通勤快読」を聴きませんか?

カテゴリー中島孝志の通勤快読 年3000冊の毒書王」

 明日は「松下幸之助経営研究会」です。メンバーは忘れずにご参集ください。第2期は明日がラストです。よろしく。

 さてと、音声による読書サイトを運営してつくづく感じることがあります。それは読書の中身を決めるのはどれだけ深く裏読みできるか、どれだけ広くいろんな情報を吸い取ることができるかにある、と思うんです。

 1冊の本を読む。その内容を正確に消化することは大切かもしれません。しかし、これではその本の中身をすり込むだけに過ぎません。0よりはいいでしょうが「コピー機」になってもつまりませんよね。

 やっぱり重要なことは、その本に書かれてないこと、周辺情報(雑学も含めて)も吸収しちゃう。これですよ。まして、それがビジネスに使えるヒントを提案したり暗示してくれたら最高でしょ。

 そんなことできるのか! もちろん1人ではできません。できるわけがありません。読書は活字(著書)との対話ですが、結局、自問自答ですから、読む人の含み資産で広がりもすれば減りさえもしてしまうんです。

 情報の価値は実は、発信側ではなく受信側次第で決まるんです。

「この本はこういう内容です」という梗概だけで終わらせず、「ほかの著者はこう指摘しています」「こんな情報がもっと重要です」。。。このように深読み、裏読み、広がりができてこそ価値ある読書といえるのです。

 私は読書に「生産性」を求めています。梗概(あらすじ)をインプットするのは「点」に過ぎません。点のままでは使えません。たんなる一口ミニ知識です。一口ミニ知識を複眼的な理解や洞察、経験や体験、強い問題意識でとらえ直すと、一点から線に、線から面へと立体化できるのです。

「中島孝志の 聴く!通勤快読」は、読書を点から線、面、立体へと展開するインテリジェンス・サイトです。「たんなる書評サイトではありません」と自負しているわけです。

「1日気づきが遅れれば1日の損ではなく一生の損だ」
「一生勉強というけれども、勉強には旬がある。いま勉強しないでいつするのか」
「知性よりも感性の衰えに危機感を抱こう。この感性の中心は好奇心と向上心だ」
 ・・・中島孝志


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた』(池川明著・青春出版社)です。詳細はこちらからどうぞ。