2012年12月28日「ピーター・パン」と「星の王子様」
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
「おとなは、だれも、はじめはこどもだった」・・・ご存じの通り、『星の王子様』のラストメッセージですね。
砂漠に不時着した「ボク」は星から来たこども=王子と遭遇します。
王子は生まれ育った星でバラの花をとても大切に世話していました。しかしある日、そのバラと喧嘩して旅に出たわけです。いろんな星を訪れますが、いつも出逢うのはとんでもない連中ばかり。見栄っ張り、自惚れ屋、自堕落な飲んべえ、がりがり亡者とかね。
地球に来た王子が最初に出逢ったのは蛇でした。すごい火山と数千本のバラを見て、自分の星はなんてつまらないものだったのかと幻滅します。
そこに現れたのがキツネでしたね。
「遊んで欲しいんだけど」
「仲良くならないと遊べないよ」
仲良くなるという意味は「サムシング・ディファレント」「サムシング・スペシャル」と相手のことを思うこと。
「そうだ。ボクの星がいちばん。ボクのバラがいちばん」
気づいたときには、すっかり仲良くなっていました。
「こんなに悲しくさせるなら仲良くならなければよかったよ」
「黄色く色づく麦畑を見て、きみのきれいな金髪を思い出せるなら、けっして悪いことじゃないよ」
そして「大切なものは目に見えないんだ」とキツネは教えてくれたのです。
いよいよ王子が星に帰るときボクは悲しく思います。
「生まれ故郷の星に帰るんだから、きみは夜空を見上げて、どれかの星の上で笑っていると想像すればいいんだよ」
夜空を見上げると、星がたくさん見えました。宇宙は王子の笑顔で満ちあふれていました。。。
おとなは、だれも、はじめはこどもだった。悲喜こもごものいろんな経験を通じておとなになるわけですね。
おとなになんかなりたくない、おとなになったら死んでしまう。それがピーター・パンでしたね。生まれてすぐに母親のところから飛び出した。遊び疲れて帰ってきたとき、いままで見たこともない赤ちゃんを抱いた母親はピーター・パンの声に気づいてくれませんでした。
ホントは「おとな」のはずなのに「こども」のままでいたい。そんな国がアジアにあります。日本ですね。評判とちがって、ホントは「こども」のくせに「おとな」ぶってる国がこれまたアジアにあります。中国です。自分だけが「おとな」なのだと、「ガキ」のくせに威張っている国もあります。アメリカですね。
キツネがいうように、大切なものは目に見えません。大切なものほど目には見えないのかもしれません。心眼で見るしかないんでしょう。
少しでも心眼を磨けるよう、「こども」の心と「おとな」の精神を併せ持てるよう、来年こそは精進してまいりたいと思います。
明日も続きます。が、1年間ありがとうございました。来年もよろしく。どうぞよいお年をお迎えください。。。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『「大発見」の思考法 iPS細胞VS素粒子』(山中伸弥・益川敏英著・文藝春秋)です。詳細はこちらからどうぞ。
砂漠に不時着した「ボク」は星から来たこども=王子と遭遇します。
王子は生まれ育った星でバラの花をとても大切に世話していました。しかしある日、そのバラと喧嘩して旅に出たわけです。いろんな星を訪れますが、いつも出逢うのはとんでもない連中ばかり。見栄っ張り、自惚れ屋、自堕落な飲んべえ、がりがり亡者とかね。
地球に来た王子が最初に出逢ったのは蛇でした。すごい火山と数千本のバラを見て、自分の星はなんてつまらないものだったのかと幻滅します。
そこに現れたのがキツネでしたね。
「遊んで欲しいんだけど」
「仲良くならないと遊べないよ」
仲良くなるという意味は「サムシング・ディファレント」「サムシング・スペシャル」と相手のことを思うこと。
「そうだ。ボクの星がいちばん。ボクのバラがいちばん」
気づいたときには、すっかり仲良くなっていました。
「こんなに悲しくさせるなら仲良くならなければよかったよ」
「黄色く色づく麦畑を見て、きみのきれいな金髪を思い出せるなら、けっして悪いことじゃないよ」
そして「大切なものは目に見えないんだ」とキツネは教えてくれたのです。
いよいよ王子が星に帰るときボクは悲しく思います。
「生まれ故郷の星に帰るんだから、きみは夜空を見上げて、どれかの星の上で笑っていると想像すればいいんだよ」
夜空を見上げると、星がたくさん見えました。宇宙は王子の笑顔で満ちあふれていました。。。
おとなは、だれも、はじめはこどもだった。悲喜こもごものいろんな経験を通じておとなになるわけですね。
おとなになんかなりたくない、おとなになったら死んでしまう。それがピーター・パンでしたね。生まれてすぐに母親のところから飛び出した。遊び疲れて帰ってきたとき、いままで見たこともない赤ちゃんを抱いた母親はピーター・パンの声に気づいてくれませんでした。
ホントは「おとな」のはずなのに「こども」のままでいたい。そんな国がアジアにあります。日本ですね。評判とちがって、ホントは「こども」のくせに「おとな」ぶってる国がこれまたアジアにあります。中国です。自分だけが「おとな」なのだと、「ガキ」のくせに威張っている国もあります。アメリカですね。
キツネがいうように、大切なものは目に見えません。大切なものほど目には見えないのかもしれません。心眼で見るしかないんでしょう。
少しでも心眼を磨けるよう、「こども」の心と「おとな」の精神を併せ持てるよう、来年こそは精進してまいりたいと思います。
明日も続きます。が、1年間ありがとうございました。来年もよろしく。どうぞよいお年をお迎えください。。。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『「大発見」の思考法 iPS細胞VS素粒子』(山中伸弥・益川敏英著・文藝春秋)です。詳細はこちらからどうぞ。