2013年11月14日中国はどうなるのか。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 10月28日に「天安門事件」が起こりましたよね。これ、3回目なんですよ。

 最初は1976年1月8日。周恩来が亡くなりまして、文革に苦しめられてた人民が追悼行動を起こしました。これを鎮圧したもの。

 2回目はあの89年6月4日ね。これも胡耀邦の死がきっかけでしたなあ。
 天安門広場に集結したデモ隊を解放軍が武力弾圧したものですね。無差別発砲、装甲車まで出ましたからね。で、轢き殺した。

 命令はトウ小平副主席。武力鎮圧がなければ、あのとき、革命が起きてたかもしれませんな。指導者として冷徹な計算が働いてたと思いますね。軍隊は北京憎しの田舎者たちで構成してましたし。

 いったい何人殺されたのか。。。

 で、10月末の天安門事件。容疑者はウイグル族出身らしいけど、ほんまかいな。

 ただでさえ当局から監視されてるのに、9日から「3中全会」が開催されるってときに、よりによって厳戒中の天安門で「民族解放の旗」なんか振りかざして走行なんてできませんよ。とっくに拘束されるって。

 公安中国だもん。

 ということは・・・共産党への不満分子。しかも警察とか軍部に属する人物ないし組織が指導した、と考えるべきじゃないの。

 で、これ幸いと「反テロ対策」を名目に地上部隊と航空部隊の合同軍事演習。6日までに新疆ウイグル自治区と北京市内のウイグル族200人超を拘束。流れるように弾圧してますな。

 中国山西省の共産党ビルの真ん前で連続爆発事件が起きたけど、これはつながってるわな。 

 いまの中国にはトウ小平がいませんからねえ。これが中国の不幸なのか幸福なのか。。。よおわかりまへんなあ(変な関西弁使うな!)
  

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