2014年08月06日「青森ねぶた祭り&恐山いたこツアー」・・・その5(最終レポです)

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 旅も3日目となりました。
 初日は八戸に集合。三社大祭見学と前夜祭。2日目は本八戸駅からチャーターバス。途中、七戸十和田駅で最期の参加メンバーをピックアップ。一路、むつに向かいました。で、ホテル到着早々、いたこの口寄せ。そしてまたまた宴会(なんか宴会ばっかりやってるなあ)。
 で、3日目の午前中は恐山見参・・・で、正午に出発。これから目指すのは青森駅です。駅到着と同時に解散。東京、関西に帰る人もいれば、ねぶた祭を満喫する人もいれば、私のように祭の途中で帰らざるを得ないケースもありぃのでね(便がないので仙台泊まりだけど)。

 結論はひと言・・・ねぶた祭は最後まで満喫しなくちゃ損です。

 太鼓のベース音と笛の高音。そして掛け声が最高っす。で、山車がこれまた創意工夫の塊。光の祭典ですね。ディズニーがパクるのもわかりますよ。


午後7時直前までは明るいのよ。


暗くなる7時10分スタート。







 「あ〜あ、疲れたなあ」
 これ、ねぶた祭に参加してる小さな子どものひと言。そりゃ疲れるよな。ハネト(跳人と呼ばれる踊り手)は跳ねて歩くもんねえ。
 おとなは振る舞い酒やご馳走が待ってるけど、少年、きみは袋詰めのお菓子1つだもんなあ。わりに合わんわな。 

 ♪ラッセラー、ラッセラー♪
 ♪ラッセ、ラッセ、ラッセラー♪

 でもね、少年。伝統文化があるってことは、とっても素晴らしいことなんだよ。海外に行ったとき、胸を張って自慢できる祭だと思うよ。
 かつて、日本にアメリカが進駐したとき、最初に破壊したのは「町内会」という組織なんだ。日本が独立する日まで機能できないようにぶっ壊した。独立するや、日本政府は慌てて立て直しに努力したけど、地域の消防組織や自警団とかが代替していた土地だけが復活できたわけ。都心では団地がどんどんできて、かつての町内会は寂れていった。
 けど、祭が元気なら日本人は地域ごとにまとまれる。祭はご先祖のため、自分たちのため、そして地域のため、日本のために必須のイベントになってるわけ。

 少年。きみがこの夏体験したことは実はと〜っても大切なことなんだよ。