2014年08月05日「青森ねぶた祭り&恐山いたこツアー」・・・その4

カテゴリー中島孝志の「日本伝統文化研究会」」

 むつのホテルから恐山までは45分ほど。あっという間です。
 その前に。。。
 
 いたこの口寄せ。秀運先生は御年80歳。会いたい先祖によって呪文が異なります。霊の依代、媒介、メディエーター。おもしろいもんですな。

 「余計なこと言わんと本質だけパッと伝えてくれんかな」
 「世間話はいらん。ちゃちゃっとやってくんないかな」
 「ちょっと違うんだよなあ。今回はダメやったな」

 等々、いろんなことを感じた、という方がいました。録画録音自由というとでしたので、家族に見せたそうです。すると・・・号泣しだしたと言います。

 えっ、どこで? なにが? どうして? で、なぜこの私はなにも感じなかったわけ?

 原原メンバーなら、それが「カラーバス効果」だと気づく人もいるでしょうし、問題意識、テーマを熱く持っていなかったからかな、とも推定できますし、やっぱ周波数が決めてなんや、と悟ったかもしれません。

 この世界のことはそんなに簡単にわかってもらったら困るんです。簡単にわかるようなものってたかがしれています。原原でも講義してますと、「うんうん」と頷く人がたまにいます。簡単に頷いてもらったら困るんです。ま、「そんなもんかな」といつかわかると思います。


 で、恐山。人が死ねばお山に行く。東北人の魂の故郷。それが霊場恐山です。

 1200年前。天台の慈?大師円仁によって開かれました。その後、曹洞宗へとなります。大祭典は7月20〜24日。このときだけ、いたこが集まってきます。ふだんは農業などをしてますからね。南部いたこと津軽いたこをまとめたのが秀運先生です。

 入山入口は総門です。そこからまっすぐ地蔵山を見上げると山門。そして本尊安置地蔵殿があります。

山門は四天王寺によお似てる。当たり前。つくった人が同じ。



六大地蔵。。。

 気温は36度。体感温度はもっと高いでしょうね。久しぶりにぐっしょり汗をかきましたね。真っ白い石。照り返しが強くて眩しいくらいです。

 吹く風だけが優しいかな。
 

供養した風車。七色の湖面。これだけ酸性が強くても棲む魚はいるんですな。

 極楽浜のあとは地獄谷、賭博地獄、どうや地獄、重罪地獄、金堀地獄、修羅王地獄などなど。死んでから行くなら楽なもんです。なんたっていちばん辛いのは「生き地獄」っしょ。


温泉風呂もありまんねん。宿坊があるからね。

震災慰霊塔ですね。



 あまり何回も来る場所ではないですな。どうせ来ることになるんでしょうから、そのときでいいかもしれまへんでえ。。。