2014年09月11日緊急ブログ!朝日新聞社長辞任? これから朝日はどうすべきか・・・。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 「まいったなあ、もう辞任ですか?」と思ってたんですけど、しぶといでんな。死に体なのにどうして辞めないんでしょうか。
 空気が読めないんでしょうな。読者からゲリラ豪雨の解約が押し寄せたら、まともな会社なら、「朝日新聞の未来を憂える会」みたいなもんが自然発生的にできあがり、有志が社長解任をオーナー&株主に働きかけるもんですよ。あるいは、株主のほうから緊急株主総会みたいなものが発議されるものです。

 そのどちらもないの? とことん終わった会社ですな。

 おそらく側近にはかって、「改革が完了するまで居座る」と決めたんでしょう。これがダメなのよ。居座れば居座るほど悪評が進みます。解約まではしない読者層も一気に解約するかもしれません。事実、チラシしかいらない私でも解約を決めました。けど、集金にいまだに来ないのよ。

 「改革が終わるまで」っていつなのよ? 国会招致も引き受けるつもりなんすか? 改革こそフレッシュな陣営で取り組まんとあかんテーマでしょ。いまの経営陣にはその資格はありません。「吉田調書」「吉田証言」をねつ造してきた勢力とはまったくちがう人たちで切り開くしかないっしょ。

 全取っ替えがベスト。

 それができない。そうはさせない。そういう派閥力学が働いてるんでしょうな。つまり、この会社、とことん内向きなのよ。彼らの世界はコップの中だけ。

 甘いっすねえ。どか貧×じり貧=これからの朝日・・・という結果になりまっせ。世間は見てますよ。世間ほど怖いもんはありまへんで。こんなハンパなことで許してもらえると考えとるんでしょうか。。。

 けどね。「吉田調書ねつ造問題」でいまの社長が辞任したところで、「吉田証言=従軍慰安婦ねつ造問題」で次の社長も辞任。その後、部数激減の責任で次の次の社長も辞任。となれば、すべてひっくるめていまの社長におっかぶせるのがベスト、と判断したのかもしれませんな。

 けど、それまでもつかなあ。。。


 閑話休題。。。

 自慢話をするつもりはないんすけど、出版社がデータを送ってきて、ブログに載せてとやいのやいの言うので・・・。



 SonyReaderStoreですね。1位です。『考えることリスト』。アマゾンKindleでも売れてはいるけど、ここほどではありません。電子店舗にはそれぞれ特徴がありますね。Sonyではベスト50に12冊ランクイン。なんか相性がいいみたい。私の本しかないのかと調べたら16万冊もあんだね。安心しました。
 ほとんどの編集者は知らないようだけど(経験したことがないから)、1位となると1日4桁はいくんですよ。もしかしたら、版元ではすべての電子書籍を入れても届かないんじゃないかなあ。。。
 たまたま本日、昨年いちばんヒットした電子書籍の2015年バージョンを発売します。たぶん総合1位になると思うね。



 紙では『しないことリスト』(三笠書房)がまたまた大増刷。トータルでどんだけ売れてんだろ?
 これ、どこかでパクられると思ってたら、出ましたね。タイトルまでまんまパクリです。柳の下にドジョウが7匹いる業界ですからね。しかし、NHKでも特集されたのによくパクるよなあ。。。

 で、紙本は10〜12月に新刊を1冊ずつ出します。プロデュースも着々続々。こちらは紙と電子と同時に仕掛けるつもり。同時出版のほうがシナジー効果がありますし、そうなる仕掛けをしますので、まあ見ててください。。。


 さてさて、『週刊ダイヤモンド』のネット版に山田厚史さん(元朝日新聞編集委員)が「世界かわら版」という面白い記事を配信されています。
 山田さんはバランス感覚がとてもよくて、鋭いけど優しいコメントをテレビ等々でもされておられる方です。今回は「朝日叩き」についてコメントをされていますが、少々気になる点がありましたので、ここで述べておきたいと思います(本に掲載するほどのことではありません)。

1「慰安婦報道、責任者は誰か」という弾劾メールが朝日OBらに流れた。筆者は朝日新聞の元論説委員。メールはインターネットで拡散されている。・・・引用。

2メールは、最初に吉田清治を紙面で紹介した大阪社会部員と、一回目の検証記事を仕切った97年当時の外報部長は同じ人物であると指摘し「誤りを素直に認めて謝罪する道を自ら閉ざした」と述べている。・・・引用。

3慰安婦問題は、日本の戦争責任をどう見るか、という歴史認識と密接につながっている。
 朝日新聞を糾弾する人脈は「新しい歴史教科書を創る会」など歴史修正、あるいは「戦後レジュームからの脱却」を目指すグループと微妙に重なっている。産經新聞が発行する「正論」がこの種の論客を擁し、自民党と密接な関係を持つ保守派の「日本会議」とも重なっている。
 日本国憲法の精神を掲げる朝日新聞と、憲法改正を叫ぶ勢力の対峙が「慰安婦問題」に投影した。緊張関係は安倍晋三氏が自民党総裁になって一段と高まった。・・・引用。

 1&2は、メールを配信した元論説委員の方の意見をそのまま紹介されています。で、3が山田さんご自身のコメントという形になっています(本来はもっと長文ですのでぜひ記事をお読み頂ければと思います)。

 さて、気になるのは3なのです。前段はいいのです。当たり前のことですから。問題は中段と後段です。すなわち、朝日新聞を糾弾する人脈は
 「新しい歴史教科書を創る会」
 「戦後レジュームからの脱却を目指すグループ」
 「自民党と密接な関係を持つ保守派の日本会議」
 とも重なっている。この部分です。

 朝日のしてきたことに疑問を感じているのは圧倒的に国民であって、「これらのグループ」ではありません。ベン図で喩えれば、「国民」という大集合の一部に「これらのグループ」がすっぽり入っているに過ぎません(「朝日新聞の読者」もすっぽり入っているでしょう)。
 「これらのグループ」がどれほど大きいか存じませんが、圧倒的多数である「国民」を凌駕するものではないでしょう。尻尾が胴体を振り回す、という喩えはありますが、現実ではありません。

 ポイントは、朝日の記事のおかげで国益がどれだけ損なわれてきたか。それは「朝日新聞の読者」にとどまらず、朝日新聞など1度も読んだことのない国民にも及んでいるのです。
 山田さんにして、氏より育ち。本籍地からなかなか脱却できないことが残念でたまりません。この部分の記事は不要でした。

 「今後朝日新聞が行うべきこと」という誌面アンケートの結果は「朝日新聞の読者」や、もちろん「これらのグループ」だけでなく、多くの国民の声を凝縮しているように思えるのですが、いかがでしょうか?


「海外への報告」「いったん廃刊すべし」「国民への正式謝罪」の順ですね。さすがダイヤの読者。。。現実的な判断だと思います。

 それにしてもそれにしても、東電福島原発所長の「吉田調書」のねつ造問題のみの謝罪ですませるんかいな。国益の損失、国民の汚名を考えたら、吉田は吉田でも、従軍慰安婦ねつ造の「吉田証言問題」のほうがずっと重大でしょうが。意地でも慰安婦問題にはほっかむりするつもりなんかなあ。ここをきっちり総括せんと解約騒動は収まらんよ。解約読者のほとんどは「吉田調書」よりも「吉田証言」のねつ造について怒ってるわけでね。

 ことの重要性を知っててごまかす体質に嫌悪感を抱いてるのよ。日本人がいちばん嫌いなのは「卑しさ」なの。

 たとえば、首相の地位に固執して仲間を裏切る。ウソばかりつく。首相を辞めたら、被告のくせにせっせと弁明に努める。「あんなおっさん」と吉田所長に呆れられる。そういう市民政治家あがりの首相いたでしょ。あいつよ、あいつ。
 失敗したら頭丸めて土下座すればいいの。そういえば、あの人も浮気がばれて頭丸めてお遍路しとったなあ。原発事故より浮気の火消しのほうが重要だったんでしょうな、あの人には。

 朝日バッシングはしばらく止まりませんな。お仲間のニュースショーのバッシングはヤラセでしょ。「いま批判しないと身内に甘いと、こちらまでとばっちり受けて視聴率が落ちまっさかい」つう理由。商売人でんなあ。。。