2003年08月04日自民党対「民自党」

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解散はないのでは?

 抵抗勢力に対して、小泉さん、もすごく突っ張ってますけど、道路公団の改革一つできないで、特殊法人改革などできないのではないでしょうか。

 いずれ、キツネ目の藤井総裁はできレースで更迭されるとして、こと、構造改革を実現するには、自民党ではなく、野党に任せたほうがスピードアップするのでは・・・と考える国民が増えていると思います。

 小泉さんは自民党総裁選に勝っても、負けても、衆議院を解散できないと思います。

 というのも、負けたら、自民党の表紙が変わるわけですから、解散という自滅行為には出ない。勝っても、野党にとってタイミングが良すぎるから、「いまは解散の時期ではない」と先送りするのではないでしょうか。いま、選挙をしたら、負ける選挙区が続出しますよ。とくに山拓さんなんかは危ないでしょ? 小選挙区を楽に戦えるスター政治家はあまりいませんもの。

 ここは「解散するぞ」というブラッフを党内に掛けながら、任期末まで続投する腹でしょう。

 もし、解散ということになるとしたら、それは自民党内が想像以上に波乱した時でしょう。たとえば、イラク問題などをきっかけに、内閣不信任案に自民党内で賛成したり、欠席したりする議員続出という時ですね。




すっきりしたグループ分けを望む

 問題は解散後のことです。

 野党が組閣するとしたら、旧社会党も含んで一つ屋根で暮らすわけです。防衛問題、金融問題一つ突かれただけで四分五裂の様相があります。

 どう考えても、すっきりするのは「自由党+民主党・鳩山グループ+小泉グループ」が一つになることですよ。言い換えれば、共産党、社民党、旧社会党(菅さんグループ)、自民党橋本派・・・そして、新しい自由主義政党とくっきり分かれることです。

 といっても、政策よりも人間関係で離合集散する体質では、政党がいつまで経っても「ねじれの位置」にあることになります。

 ですから、民主党が選挙に勝っても、もう一度、選挙をして、どんどん篩にかけていかなければ、ここでも「抵抗勢力」が行く手を邪魔することになります。

 小泉さんは自民党をぶっつぶすとまで言い張ったのだから、総裁選に負けたら抵抗勢力と袂を分かち、野党勢力と提携することを考えるべきではないでしょうか。

 政党間M&Aをダイナミックに展開すべきでしょうね。いまは、いよいよ幕末です。