2003年02月24日日本の複合汚染

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国破れて山河無し


 韓国の新大統領誕生に対する祝砲なのか、それともたんなる嫌がらせなのか。

 おそらく後者だとは思うけど、いやはや、かの国ではミサイルはまるで花火のようでありますな。

 おそらく、これから何発もあっちこっちに打ち込まれると思いますよ。

 「早く支援しなさい。でないと、今度は陸地に落とすよ」ってなもんです。

 いま、日本人の多くは元寇以来の危機感を募らせているのではないでしょうか。

 「出でよ、日蓮」という感覚でしょう。

 経済がどんなに落ち込もうが、そんなことはたいしたことではない。

 失業率5パーセントというものの、ドイツ、フランスの10パーセントに比べればまだまだ。個人金融資産はもちろん、外貨準備高、海外資産、1人あたり国民所得、貿易黒字など、ほとんどの数値は世界のトップクラスを独走中ですよ。

 だが、国が滅んではなんにもなりません。

 相手がミサイルでは、山河もパーです。



ダメになるべくしてダメになる


 防衛意識、防衛体制に関して、ものすごくセンシティブになってきてますね。

 いつも戦争は対岸の火事を見るような、やじうまの感覚でいました。それが今度は、いきなり、当事者です。

 テポドン、ノドンに対する防衛システムがなんにもない状態で、いきなり本番です。

 「仮定のお話には答えられません」

 こう言って、第三国からの侵略に対するリスクマネジメントを怠ってきたせいですね。

 外務省の軟弱外交にしても、自国の防衛体制を見れば、軟弱になるしかなかったんでしょう。警察庁がいくら拉致問題の解決を初期から叫んでいても、「ミサイル一発」で終わる国なんですから、意識的に無視するのも理解できますよ。

 結局、個人の安全を守れなかった警察と国の安全を守れない防衛庁、そして国益を守れない外交・・・。

 すべて、現在、日本が抱える「複合汚染」なんです。