2003年02月10日いつやるの? イラクと北朝鮮との戦争

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戦争は武器による外交


 いよいよ、イラク攻撃ですか。

 戦略としてベストは、戦わずして勝つこと。これは孫子の兵法にもありますね。

 セカンドベストは圧倒的な戦力によって、電光石火。敵を殲滅すること。

 ブッシュはこのために戦力を増強してるんでしょう。アメリカの戦いは、いつもこれです。

 こうしなかったために失敗したのがベトナム戦争。以来、戦争をする時にはものすごい物量を背景にするようになりました。

 それ以外はないでしょうね。

 外交とは武器を持たずにする戦争であり、戦争とは武力による外交なんですから。



なぜ世界一の戦力を派遣しなかったのか


 それにしても、北朝鮮。どうなるんでしょうか。

 いえ、北朝鮮がどうなるかではなく、日本政府がどうするのかという意味です。

 イラク攻撃への賛否の意思表明にしても、北朝鮮問題にしても、「推移を見守って」などと言ってる小泉さんは政治オンチなんでしょうね、やっぱり。

 経済オンチ、政治オンチでは、このタイミングでは厳しいですよ。

 かといって、民主党では構造改革という名の官僚改革の実現はともかく、経済の立て直しはもちろん、この北朝鮮へのスタンスが弱腰でまるで期待はできないのでは。

 やっぱり、小沢自由党かな。

 ブッシュとしては、北朝鮮に核武装されてはかなわない。かといって、先制攻撃したら、非難囂々。

 アメリカにとってのベストは北朝鮮が韓国ではなく、日本にテポドン、ノドン、なんでもいいからミサイルを飛ばしてもらうことですね。

 それが北朝鮮への攻撃正当性を与えることになります。

 8年前、5年前はそれぞれ能登半島沖、東北の太平洋側でしたから被害はありませんでしたけど、これが間違って日本国内に落ちたりすれば、この国民性です。いきなり、9条改正の議論をすることなく、アメリカをたきつけていよいよ戦争することになるのではないでしょうか。

 もし、金正日がミサイルを発射したら、その日が最後です。

 イラク戦を前に、世界一の精鋭が集まる在韓米軍、そして沖縄の海兵隊の派遣を軍部が大統領に進言したのに、ブッシュが拒絶した理由が、その時にこそ明らかになるでしょう。