2015年08月26日訪中中止は大正解!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 いやあ、昨日の名古屋の講演会、めちゃ面白かったんですけど、帰りが大変。新幹線が来ないの。あんれま。遅れに遅れてるわけっす。台風でね。
 私ゃ帰りのチケも予約してましたからね。まだ到着してない新幹線に切り替えて、新横浜へ。

 ところが新横浜駅に着いたら着いたでタクシー乗り場は長蛇の烈。ざっと200人。東横線も田園都市線もあれやこれやで動いてない。

 どうすんべえ。で、こういうときに大切なのがお友達。よく頼んでるタクシーの運転手さんに電話すると、迎えに来てくれました。

 ラッキー。。。京都でもどこでもいつも同じ運転手さんにお願いするようにしてるのも、こういうときのため。地獄で仏つうのか。なんとかなるもんやなあ。。。

 
 さて、野党とメディアはやいのやいの言うでしょうが、正解ですね。いま行ったところでデメばかりです。

 財界を引き連れて訪中した二階センセがのこのこ出かけたのは、中国大好きな方ならおおありです。けど、安倍首相の代参となると話は別ですわな。

 「AIIB参加せず」でアメリカから信頼を回復したのが「?」となってましたから、今回、訪中してたらイエローカードでしたよ。
 「抗日70周年」つうけど、どこが抗日なの。ずっと逃げ回ってただけっしょ。
 まがりなりにも日本軍が戦ったのは国民党軍。しかも米軍の別働隊フライングタイガーとかドイツ軍相手でした。上海事変なんてドイツ軍の指導ですもん。蒋介石にそんな才覚なんぞありません。

 つうわけで、わざわざ出かけていくこたあないわけで。まあ、中国は9月29日(日中国交回復記念日)にまたまた仕掛けてくるかもしれませんがね。

 中国発の世界同時株安で市場は混沌としてます。「日本に再投資してほしい」と習近平さんは懇願してるでしょうが、あくまでも採算ベースで考えなくちゃ。「バスに乗り遅れるな」とわれもわれもと中国にのめりこんで、引きに引けなくなってる中小企業がたくさんあります。

 中国の市場は思ったほど大きくありません。消費は35パーです。しかも売れてるのは海外不動産。株、債券、金、ダイヤ。。。早い花が人民元のマネーロンダリングなわけ。

 進出した日本企業なんて、結局、草臥れ儲けすらなかったんとちゃうかなあ。。。王子製紙なんてどないなっとるんやろ。パナは北京の工場を手仕舞わんのかな。

 で、ただいまの展開は6〜7月に原原でお話した通りです。中国急ブレーキ→ダウ下落→ドル売り円買い=ドル安円高→日経平均株価下落→国債高騰(金利下落)・金価格上昇。。。

 ちょいと注目は、「中国危機=日本危機」と外国人投資家は思いこんでますから、いったん日本の株価は下がります。円高になれば自動的に日本株は売られます。けど、しばらく経てば、な〜んだ、日本て影響受けないんだね、と気づきます。そうなれば、もち、株価は戻します。

 結局、年内はこんな繰り返しではないかしらん。

 本質的なことは、日本企業は中国がどうなろうとやってけるよう、すでにビジネスモデルを変えてます。大変なのはドイツです。どうすんだろ。VW。

 で、もっと大変なのは韓国ですねえ。中国危機だけに目を奪われていたらあきまへん。韓国です。韓国。「97年の再現」があると踏んでるんだけど。。。わかる人にはわかる。わからん人は。。。原原で勉強してちょ。

 なら、メドの択捉訪問は? あれは催促ですわな。シベリア開発、サハリン開発、パイプライン建設。。。安倍さん、はよせんとあかんで〜〜つう催促でんな。

 明日はシャープで講演ですねん。。。ここも大変だけど、下士官、兵隊さん一流ですやん。すべては大将で決まります。組織なんてそんなもんです。まあ、そんな話しよっかな。。。


 さて、今日のメルマガでご紹介する本は「人民元の正体」(田村秀男著・マガジンランド・1500円)です。