2002年11月04日いまこそ、正念場

カテゴリー価値ある情報」

一流の役者になれるかな


 竹中大臣、まさにこの11月が正念場ですね。自民党からは総スカン、かといって、野党からも総スカン。

 内閣の中だって、小泉総理からも応援されてるのかどうかわかりませんもの。もしかすると、ズボンの裾を踏まれてるかもしれませんよね。

 となると、四面楚歌。

 「馬鹿らしくて大臣なんてやってられるか」

 ケツをまくる、ということもあるかもね。竹中さんにしてみれば、二階に上げて梯子を外されたと感じてるでしょう。あとは、どれだけ使命感をもって仕事をしてくれるかだけが問題です。

 野党がからきしダメなのを見越して、小泉さんは対自民党向けに芝居を打ってる、としたら、たいしたものです。超一流の役者ですよ。「敵を欺くには、まず味方から」というのが常道です。情報管理を徹底しなければ、政府内にも内部通報者がいるんでしょう。

 さて、大蔵族の小泉さんが銀行業界を敵に回せるかどうか。苦い水を飲ませることができるかどうか。ここがポイントです。


政界再編あるかもね

 この時期、弱い野党のおかげで、国会はなんの迫力もありません。

 もっと野党が強ければ、小泉さんも自民党を揺さぶることができるんですけどね。また、守旧派の方々も同じことを考えているでしょう。

 いま、解散したら、野党はボロ負けでしょうな。社民党なんて、消えて無くなります。

 となると、守旧派をいたずらに勝たせてしまうことになるから、小泉さんは解散もできない。

 でも、今度の「金融改革案」の是非を問うために、解散に打って出るかな。すると、弱い野党と守旧派は利害が一致。

 すると、政界再編の風邪が吹くかもしれません。

 日本を変えるには、いま、チャンスかもしれませんね。