2015年12月22日京都でデート?
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
久しぶりの京都どす。ちょいと訳ありでね。まさかの京都。まったく予定になかったんですけどね。
30分で済んだんで、このまま帰ってもいいし、泊まってもいいし。ま、せっかくなんで最終で帰りましょうかね。
で、いつものようにあっちこっちふらふら。そうだ、東京原原のK先生が常照寺の紅葉をわざわざ写メールで送ってくれたわなあ。。。
今年の紅葉時計はバラバラでんな。暑くなったり寒くなったりで鮮やかさに少し欠けまんな。
ま、とにかく鷹峯にいきまひょか。
常照寺ゆうたら吉野門つう朱塗りの山門がありますわな。天下随一の太夫と謳われた二代目吉野太夫(灰屋紹益の奥さん)が寄進したもんです。
けど、先に行くとこあんねん。南禅寺の北、禅林寺でおま。南禅寺も禅林寺の南だからこうネーミングされたわけでね。浄土宗西山禅林寺派総本山。ま、永観堂つうほうがわかりやすいかも。
見返り阿弥陀で有名ですな。「永観、遅いぞ」とホントにいいそうですわ。国宝ですからね、調べて。
少し遠足。鷹峯ゆうたら「こんにちは、浜村純です」の浜村さんの故郷です。寒いわな。
駆け足で悪いけど、常照寺、光悦寺、そして今年3〜4月にうろちょろしてた源光庵は瞬間移動。
光悦寺でおま。本阿弥光悦ですな。
源光庵の紅葉もギリでしたな。外のほうが見事でした。
さてと帰ろ・・・京都駅に着くと、そうや、紅葉ゆうたら東福寺や。ここまで来たらついでやな。
東大寺と興福寺の字をそれぞれとったんよ。
後日判明しましたけど、今年の紅葉は東福寺がラストだったらしい。
南門のそばに雪舟寺がありました。あの雪舟の庭ですな。ああとっても落ち着きますな。客は一組しかいない。静寂そのもの。住職と話し込んでしまいましたがな。
それにしても、どうしてこんなに落ち着くんだろ。そうか、紫陽花寺で知られる鎌倉の明月院によく似てるのか。あそこも上にあがって奥の奥の庭は裏山を借景にめちゃ落ち着くとこですからね。
紅葉の季節だろうと紫陽花の季節だろうと、ホントは緑一色の世界なのよ、あそこは。ほとんどの観光客は知らんけど。。。
雪舟が愛した水墨画の世界そのまんま。
紅葉の赤に吸い寄せられたのに、結局、水墨画でしたか。それにしても陽が落ちるのが早いですな。明日が今年いちばん陽が短いはず。
命もどんどん短くなりますな。正直、しんどいですな。心身ともにね。〆切と〆切の狭間の強行軍。よおやるわいなあ。
「あのお、マフラー」
「ん?」
「・・・ひきずってます」
「あっ、ホントだね。教えてくれてありがと」
「どういたしまして」とニコッ。感じのいい女性ですな。典型的な京都美人かな。年の頃なら・・・わからんわからん。女性の年は永遠にわからん。綾瀬はるかさんより少し若いかな。
東京の人間と思ったのかねえ。標準語でしゃべろうとしてるようで。
「お礼に祇園でもいきます?」
旅の気軽さからかこんな言葉がひょいと出ました。キャラからいっても絶対出てくるはずがありません。
「いやあ、ほんまですか。うれしいわ〜。びっくりぽんや」
懐かしぃな〜。びっくりぽんやて。。。「あさ」ゆう彼女もよお使ってたな〜。
「祇園でよろしか?」
「京都の方ですか? お言葉が?」
「いやいや、ハマさ。横浜。巨大な田舎ですよ。京都には4年住んでましたから」
「横浜? 行ってみたいわ〜。カッコええ〜しびれるぅ」
「しびれたら困っちゃうな。ふぐでも食べよか」
「びっくりぽんや」
京都美人と会話が弾んで。。。いつの間にか祇園新橋。さすがに夜は寒くなりますな。そのせいなのか、どちらともなく手を握る。
「舞妓さん、きれいやなあ」
「きみのほうがずっときれいだよ」
「きみやなんて? 志麻と呼んでください」
「志麻? いい名前ですね。知り合いにもいますよ」
「そうですか?」
「岩下志麻という人なんだけど」
「びっくりぽんや〜。そんな〜〜ありえへんわあ」
「こちらの志麻さんのほうがきれいじゃん」
「じゃんやて、しびれる〜〜」
熱燗の美味い季節になりましたな。少し時計を気にしてたら・・・。
「すっかり楽しませてもろて、そろそろ帰らんとあきまへんね」
「残念だけどね」
「残念です。もう会えんのですね」
「いつでも会いに来たらいいさ。ハマに」
「ぼっくりぽんや〜」
「ちょっと酔ったかな」
「気をつけてください。ひとりの体ではないんやから」
「少し酔ったかな」
「ほんまですよ」
「・・・」
「お客さん、お客さん! 終点です!」
「ん、終点? ここどこ?」
「新横浜駅を過ぎまして東京駅です」
「東京駅? そうかあ・・・京都美人見なかった?」
「はあ?」
「志麻さんつうんだけど?」
「どなたもお座りになってませんでしたけど」
「・・・びっくりぽんやなあ」
延々と続きますんや。
なぜか手には女物の小さな鏡。東福寺のあと、隣の伏見稲荷に寄ったことまでは覚える。奥の院でおまもりもらって。。。お狐さんにからかわれたのかなあ。。。
それにしてもいい夢だった。いや、夢だったのか。そうだ、この鏡はなんだ? 再会したらわかる? その必要はない。
夢にならねえかな。
さて今日のメルマガでご紹介する本は「日本経済投資のシナリオ 後編」(今井澂著・フォレスト出版・1,728円)です。
30分で済んだんで、このまま帰ってもいいし、泊まってもいいし。ま、せっかくなんで最終で帰りましょうかね。
で、いつものようにあっちこっちふらふら。そうだ、東京原原のK先生が常照寺の紅葉をわざわざ写メールで送ってくれたわなあ。。。
今年の紅葉時計はバラバラでんな。暑くなったり寒くなったりで鮮やかさに少し欠けまんな。
ま、とにかく鷹峯にいきまひょか。
常照寺ゆうたら吉野門つう朱塗りの山門がありますわな。天下随一の太夫と謳われた二代目吉野太夫(灰屋紹益の奥さん)が寄進したもんです。
けど、先に行くとこあんねん。南禅寺の北、禅林寺でおま。南禅寺も禅林寺の南だからこうネーミングされたわけでね。浄土宗西山禅林寺派総本山。ま、永観堂つうほうがわかりやすいかも。
見返り阿弥陀で有名ですな。「永観、遅いぞ」とホントにいいそうですわ。国宝ですからね、調べて。
少し遠足。鷹峯ゆうたら「こんにちは、浜村純です」の浜村さんの故郷です。寒いわな。
駆け足で悪いけど、常照寺、光悦寺、そして今年3〜4月にうろちょろしてた源光庵は瞬間移動。
光悦寺でおま。本阿弥光悦ですな。
源光庵の紅葉もギリでしたな。外のほうが見事でした。
さてと帰ろ・・・京都駅に着くと、そうや、紅葉ゆうたら東福寺や。ここまで来たらついでやな。
東大寺と興福寺の字をそれぞれとったんよ。
後日判明しましたけど、今年の紅葉は東福寺がラストだったらしい。
南門のそばに雪舟寺がありました。あの雪舟の庭ですな。ああとっても落ち着きますな。客は一組しかいない。静寂そのもの。住職と話し込んでしまいましたがな。
それにしても、どうしてこんなに落ち着くんだろ。そうか、紫陽花寺で知られる鎌倉の明月院によく似てるのか。あそこも上にあがって奥の奥の庭は裏山を借景にめちゃ落ち着くとこですからね。
紅葉の季節だろうと紫陽花の季節だろうと、ホントは緑一色の世界なのよ、あそこは。ほとんどの観光客は知らんけど。。。
雪舟が愛した水墨画の世界そのまんま。
紅葉の赤に吸い寄せられたのに、結局、水墨画でしたか。それにしても陽が落ちるのが早いですな。明日が今年いちばん陽が短いはず。
命もどんどん短くなりますな。正直、しんどいですな。心身ともにね。〆切と〆切の狭間の強行軍。よおやるわいなあ。
「あのお、マフラー」
「ん?」
「・・・ひきずってます」
「あっ、ホントだね。教えてくれてありがと」
「どういたしまして」とニコッ。感じのいい女性ですな。典型的な京都美人かな。年の頃なら・・・わからんわからん。女性の年は永遠にわからん。綾瀬はるかさんより少し若いかな。
東京の人間と思ったのかねえ。標準語でしゃべろうとしてるようで。
「お礼に祇園でもいきます?」
旅の気軽さからかこんな言葉がひょいと出ました。キャラからいっても絶対出てくるはずがありません。
「いやあ、ほんまですか。うれしいわ〜。びっくりぽんや」
懐かしぃな〜。びっくりぽんやて。。。「あさ」ゆう彼女もよお使ってたな〜。
「祇園でよろしか?」
「京都の方ですか? お言葉が?」
「いやいや、ハマさ。横浜。巨大な田舎ですよ。京都には4年住んでましたから」
「横浜? 行ってみたいわ〜。カッコええ〜しびれるぅ」
「しびれたら困っちゃうな。ふぐでも食べよか」
「びっくりぽんや」
京都美人と会話が弾んで。。。いつの間にか祇園新橋。さすがに夜は寒くなりますな。そのせいなのか、どちらともなく手を握る。
「舞妓さん、きれいやなあ」
「きみのほうがずっときれいだよ」
「きみやなんて? 志麻と呼んでください」
「志麻? いい名前ですね。知り合いにもいますよ」
「そうですか?」
「岩下志麻という人なんだけど」
「びっくりぽんや〜。そんな〜〜ありえへんわあ」
「こちらの志麻さんのほうがきれいじゃん」
「じゃんやて、しびれる〜〜」
熱燗の美味い季節になりましたな。少し時計を気にしてたら・・・。
「すっかり楽しませてもろて、そろそろ帰らんとあきまへんね」
「残念だけどね」
「残念です。もう会えんのですね」
「いつでも会いに来たらいいさ。ハマに」
「ぼっくりぽんや〜」
「ちょっと酔ったかな」
「気をつけてください。ひとりの体ではないんやから」
「少し酔ったかな」
「ほんまですよ」
「・・・」
「お客さん、お客さん! 終点です!」
「ん、終点? ここどこ?」
「新横浜駅を過ぎまして東京駅です」
「東京駅? そうかあ・・・京都美人見なかった?」
「はあ?」
「志麻さんつうんだけど?」
「どなたもお座りになってませんでしたけど」
「・・・びっくりぽんやなあ」
延々と続きますんや。
なぜか手には女物の小さな鏡。東福寺のあと、隣の伏見稲荷に寄ったことまでは覚える。奥の院でおまもりもらって。。。お狐さんにからかわれたのかなあ。。。
それにしてもいい夢だった。いや、夢だったのか。そうだ、この鏡はなんだ? 再会したらわかる? その必要はない。
夢にならねえかな。
さて今日のメルマガでご紹介する本は「日本経済投資のシナリオ 後編」(今井澂著・フォレスト出版・1,728円)です。