2015年12月24日当たり前の判決。。。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 イヴですね。今宵、あなたはどなたと過ごしますか?
 私? どれにしようかな、神様の言うとおり。。。なんちゃってね。仕事でんがな。

 ようやく2冊終わりましたよ。1冊は書き下ろしでっせ〜。やればできるもんですなあ。たいしたもんです。つうわけで、ご褒美に宝塚でしょうか。

 年内にあと1冊。で、としあけにもう1冊。お初の版元から依頼がありましてね。「年明け10日には渡しましょう」な〜んて大口叩いちゃって。9日にひよこ倶楽部があんのにね。このこと、旧知の編集者に話したら。

 「できるんですか?」
 「できるもなにも、著者と編集者ってのは信頼関係だから」
 「だから?」
 「やるっきゃない!」
 「いまお願いしてる原稿の進行度は?」
 「5合目あたり」
 「〆切は?」
 「・・・3ヵ月前」
 「大丈夫ですか?」
 「やるっきゃない」
 「で、やる気のほうは?」
 「う〜ん・・・それが問題かな」

 まあ、世の中には、「できること」「できないこと」のほかに、「やりたいこと」「やりたくないこと」があんのよね。で、大人の世界には「すべきこと」「してはいけないこと」があるわけです。。。

 人のことはよくわかる。問題はご自分ですよ、ご自分。

 さてさて、2日前に「君が代起立条例 合憲。大阪地裁判決」とちらっと報道しれました。あまり大きく報道されませんでしたね。くだらなすぎて。

 全国初らしいですよ。公立校の先生が国歌斉唱時に起立しなかった。で、大阪の公立校ってのはそんな教師ばかりのようで、頭を抱えた府はを条例化して義務づけたわけ。

 公務員ですから法律には従うだろうと思ったら、これが大間違い。やらんヤツはやらんのよ。ヤンキーと同じ。ルールは破るためにあるんや、つう理屈。
 処置なしなのは「美学」と勘違いしとるとこやろか。当然。減給処分とされました。ルール違反ですからね。
 で、逆ギレした先生。「憲法違反である。慰謝料200万円払え!」ときた。たいしたものです。

 こういう先生は、生徒が遅刻しても、いじめしてもいじめにあっても、殺人をしても、「どこが悪いねん」と逆ギレするんでしょうか。ご自分は逆ギレして慰謝料まで請求しとるんでっせ。
 「どこが悪いんじゃ〜」と生徒が逆ギレして慰謝料請求したら、この先生はお支払いになるんでしょうか。

 生徒さんはこの先生にどんどん請求しなはれ。

 もちろん、大阪地裁の裁判長は条例を「合憲」と判断。逆切れ教師の請求棄却。
 世間もそう考えるでしょうな。大阪地裁では似たよな訴訟を5つも抱えとるそうで。大変な地域ですわ。

 生徒が起立しとるのに起立せん教師がおる。カッコ悪いですな。こういう教師にはなに言っても通じない。そらそうですよ。教師って生徒のなれの果てですもん。ヤンキーは途中で「大人」になりますけど、この手の教師はまんまやからね。職務命令も守らん。だから法律=条例にしたわけで。

 海外ではどうなるか? あのね、これがもしアメリカなら学校内だけでなく地域社会で村八分にされます。あの多民族モザイク国歌では「醜いアヒルの子」は徹底的にいじめられます。

 神、国歌、国旗をリスペクトしない人物は「危ないヤツ」と監視の対象になります。全員が監視する。それが怖くて、無神論者と思われないよう、行きたくもない教会でせっせと礼拝しとるんです。

 逆ギレ先生は日本という国、寛容すぎる社会に甘えてるんでしょうな。どんなに反抗しても「疎外」されることはない。お仲間もいるようですし。
 「左翼小児病」という言葉がありましたけど、これが「教師小児病」と化学変化したら最強でっせ。

 君子危うきに・・・ですな。判決を出さん裁判所ばかり。

 で、判決を出さない裁判所といえば、司法が常に政治に介入されてころころ変わる韓国ではまたまた判決を留保する裁判劇がありましたな。

 これ、ずっとどうなるか注目してたのよ。「やっぱそうなるわな」つうとこで落ち着きましたね。

 「日韓協定、違憲性判断せず 請求権巡り韓国憲法裁 対日関係に配慮」

 訴訟してるのは、戦時中、日本軍軍属として働いた韓国人男性の遺族。本人ではなく遺族です。で、「1965年の日韓請求権協定は財産権侵害で韓国憲法に違反する」との訴えを憲法裁判所は却下。

 当然ですよ。当時、アジアの最貧国だった韓国のGDPの何倍ものお金を日本からせしめたのはいまの大統領のオヤジでしょ。日本政府が韓国人に支払うと言ったら、「それは一括して韓国政府が受け取る。あとは韓国政府がやる」つうことで、戦前のしがらみはすべてチャラでっせ、と日韓基本条約を結んだわけです。

 ま、いくらでもあとからあとから法律つくって、昔のことを蒸し返しては訴訟して、裁判所は平気で「事後法」を適用して判決をくだす、つうお国柄ですからね、とても先進国ではありません。

 無限訴訟ですわな。時効とか結審てのはありえないんでしょうな。
 
 憲法裁判所が却下した理由も笑えます。「審判の要件を満たしていない」。。。つまり、要件を満たしたらOKですよ、つうこと。

 これまた、産経の加藤支局長裁判と同じように、青瓦台から「圧」がかかったんでしょう。
 「違憲」なんて言い出したら、日本にすり寄りたい朴政権は真っ青だもんね。かといって「合憲」ともいえない。だから「留保」したわけでしょ。そのうち日本と対立したら蒸し返すよ、というメッセージですわな。

 それはええやん。青瓦台も納得。

 遺族の訴訟内容は、2009年、父親への未払い賃金に「支援金」が少ない、もっと払え、つうこと。個人の対日請求権を制限するな、つうことなんでしょうけど、50年前に、本来であれば、韓国民がシェアしてもらうべき賠償金をすべて取っちゃったわけで。遺族が大騒ぎしたら韓国政府は困るわな。

 日本政府はとっくに支払ってますからね。これ、戦前の徴用工が「金よこせ!」と日本企業を訴えているのと同じです。日本政府は終戦直後に支払い済みです。徴用工に渡さなかったのは韓国政府ですよ。

 憲法裁判所は「合憲と判断したものではない」と説明してますから、今後も訴訟は無限に出てきます。そういうお国柄なんだ、と認識しておくべきですね。
 めんどくさい? いえいえ、日本にとって最高のパートナーです。


 さて今日のメルマガでご紹介する本は「クスリに殺されない47の心得 前編」(近藤誠著・アスコム・1,188円)です。