2002年10月07日3年後には良くなる

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いまがいちばん大変


 株価下落が止まりませんね。

 当たり前です。

 「マーケットに任せる」

 「ダメな企業は退場せよ」

 こういうスタンスの大臣が就任したんですから、当然です。

 でも、さすがに金融システムの維持のために、あれほど固執していたペイオフをとうとう延期することになりました。

 状況を見れば、当たり前でしょ。

 柳沢大臣を実質的に更迭した理由は、公的資金の注入問題でしょ。

 銀行側は中小企業から貸し剥がしをしても、もう公的資金を入れたくなかった。だって、責任は問われますもの。しかも、いままでの政府と違って、ディスクローズして、マスコミにさらされてしまう。袋だたきは目に見えてますし、退職金なども受け取れないかもしれない。

 だったら、ここは一致団結して金融庁の言いなりになってたほうが身のためだものね。


中小企業を支える

 でも、ここに来て、これでは健全な中小企業まで腐った金融機関のためにダメになってしまうことがわかった。

 日本は金融ビジネスで大を成していく国ではありません。メーカーなんです、絶対に。

 そのためには、メーカーを支える中小企業を潰してはなりませんもの。だから、大臣を換えたんです。

 「これで日本は外資に取られる!」

 こういう人もいますが、さて、どうでしょうか。

 ダメな企業のトップを換える。その人の国籍がどこであろうと、関係ありません。ダメなら、ナスダックのようにマーケットごと退場するんです。

 マネジメントがダメなら、また、日本人経営者が買収すればいいだけの話ですよ。

 もう、国籍がどうのこうのなんていう時代ではないんです。