2002年08月26日人事はインパクト!

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だれがやるか?


 多摩川のタマちゃんは、いつの間にか、鶴見川という小汚いところに旅に来てましたね。横浜といっても、ここはほとんど川崎の工業地帯です。

 大丈夫かなぁ。魚なんかいるんだろうか、それより食べられるんでしょうか。中国の農薬汚染ホウレンソウどころじゃないと思いますよ。

 さて、小泉さんは郵政公社民営化に向かって着々と布石を進めてますね。

 問題解決はだれがやるかですべて決まります。だれがやるかで、その実現度も覚悟のほどもすべてわかります。

 「これは本気だな」

 人事ほど、インパクトの強いものはありません。


センスの無さを露呈した

 「会長は名誉会長に、副会長は最高顧問に」

 これで勘弁してもらいたい、という社長の願いは大臣のひと言で吹っ飛んでしまいました。国民感情と遊離している。

 民間なんだから、政府の干渉など受ける必要はないんですよ。

 でも、後ろめたいものがあるから、弱いんでしょうね。新聞もガンガン書くし、はなからわかりそうなものですよ。

 こんなインパクトのない人事、発表しちゃいけません。逆効果です。

 もっと考えてみましょう。こんな発表で乗り切れると考えたのは、いったい、だれでしょうか。

 役員会? 弁護士などの顧問? 金融機関? 危機管理コンサルタント?

 ずれてる、としか言いようがないな。みなさん頭はいいんだけど、センスが無いのでは。

 「発表だけしておいて、ちょっと様子を見ましょうか。騒ぐようだったら、また、その時に対応策を考えることにしましょう」

 まさか、こんな感覚ではないと思いますけどね。

 人事はメッセージなんです。

 よし、変わるぞ!

 一目でわかるインパクトのあるメッセージを送らなければ、いくら業界トップだろうが、この会社、もちませんよ。無くなっても、消費者はまったく困りませんもの。