2002年07月01日戦かった者同士でないとわからないこと

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ベストを尽くして戦う同志


 いや、ワールドカップ、やっと終わりましたね。明日からプロ野球でも見ますか・・・。でも、なんか白けちゃうなぁ。韓国の人など、燃え尽き症候群に近い状態じゃないかなぁ。

 結局、ブラジルですか。そうですか・・・。当初、史上最弱のチーム編制と言われたんですがね、ゲームをするうちに強くなっていったんでしょうか。

 カーンもシュワルツネッカーみたいで迫力ありましたね。悔しかっただろうなぁ、最初のシュート。いったん、取ったこぼれ玉をやられたんですからね。これは痛恨のミスですよ。今大会では、この人がいちばん好きでしたね。

 同様に、イメチェンを図ってベッカムヘアにしたんですが、「そんなことするから、イングランドが負けたんだ」と、子どもから怒られてしまいました。

 ところで、試合後の風景を見ると、その時の選手の気持ちがよくわかります。

 ユニフォームを交換し、肩を組んでいるのは、「よく、オレたちの潜在能力をここまで引き出してくれた。感謝する」っていうメッセージなんですね。 

 ボクシングの試合でも、あれだけ殴り合った相手のことが、ラウンド毎に愛おしくなるらしいですよ。

 「こいつはオレのことをよく研究してる」

 「チクショウ、まだ倒れないか。敵ながらあっぱれだ」

 殴り合いながら、相手の尊厳を認めるようになるんです。ぶつからないと、ゼッタイにわからない何かがあります。戦ってはじめて、同志という意識が生まれるんです。敵ではあっても、同じ時間、同じ場所を占有する戦友なんですね。



はて、ホントの目的は?

 これを国家レベルに引き上げて、だから戦争しないと仲良くならないんだ、と議論をむりやり敷衍するようなことはしません。

 しかし、交渉、折衝、議論、ディベートはしないといけません。

 「わかってくれるだろう」

 「いくらなんでも気づくと思う」

 これは相手には伝わりませんよ。態度に表明したり、発言しなければ、言わなかったと同じです。

 えてして、こういう態度が「相手を無視した」ととられてしまうんですね。反応すべきときに反応しないんですから、そうとられるのも当然です。

 さて、韓国と北朝鮮の衝突。どうなることやら。お隣さんはまだ戦争状態であることを日本人は忘れていますね。「ワールドカップに水を差すつもりではなかろう」と政府首脳は言ってますが、水を差す以外にどんな目的があるんでしょうか。まっ、立場上、そう言わざるを得ないでしょうがね。

 さて、金大中大統領もいらっしゃいました(この人、パレスホテルにはゼッタイに泊まらないでしょうね。)。そこそこ重大な決意を抱えてきたんだ、と思いますよ。

 ちょっと、アメリカと中国の動きに注目です。