2002年06月17日一寸先は闇

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台風の目アメリカ


 ホントに何が起きるかわかりませんね。

 いや、ワールドカップです。

 わたしは優勝はメキシコかスペインと踏んでたんですが、メキシコはアメリカにあっさり負けちゃいました。

 フランス、アルゼンチン、ポルトガルなどもさっさと消えました。

 ほかにも、どんでん返しというか、何というか。本命が続々と消えていくバトルロイヤル状態ですね。

 主催国の日本と韓国は仲良く揃って予選リーグ1位通過。

 戦争は古今東西、中央突破か、包み込みか。この2つしか勝機はないんです。面白いことに、突破の最高のタイミングは包み込みのベストのタイミングでもあり、また、逆もまた真なりで、包み込みのベストは突破のベストタイミングでもあるんですね。

 では、何が勝敗を決するかというと、これは指揮官の精神だというんです。

 「勝利を指揮官が確信した組織ほど強いものはない」

 易しく言い換えれば、勢いということになります。論理的に勝てるかどうか。それより大きなポイントは勢いなんです。

 いま、韓国と日本には勢いがあります。サポーターに支えされてね。

 では、相手国に勢いはないかと言うと、これまたあるんですね。イタリア、トルコいずれも勢いがあります。

 決勝トーナメントは勢いがあるチーム同士の戦争です。とくにアメリカは76年振りという快挙ですよ。残念ながら、アメリカ、とくに西海岸ではサッカーはそれほどヒートアップしてません。はなから期待してなかったからです。

 でも、このまま勝ち続けたら、ブレイクすると思いますよ。アメリカ人は単純だから、自分たちがナンバーワンを取れる種目はなんでも好きなんです。



いよいよ逮捕!

 ところで、こちらの人も「一寸先は闇」ということをしみじみと味わっているでしょうな。

 われらがムネオちゃんのことですよ。

 いよいよ逮捕ですね。あっせん収賄容疑だそうですが、これからいろんな容疑で続々と起訴されると思いますよ。献金はみかじめ、選挙は出入り・・・やくざと同じ構造ですな。

 親分の野中さんはさっさと橋本派事務総長を辞めちゃうし、ムネムネ会のメンバーなど、知らんぷりだし、下手すると、喚問されるかもしれないからって戦々恐々でしょ。農林族の松岡さんを除けば、議員としても無名の人ばかりでしょ。有名になるチャンスが喚問ではね。

 ところで、鈴木宗男さんがやったことはほかの政治家とたいして変わらないと思いますよ。地元への利益誘導など、政治家ならば当然のことでしょ。

 でも、けっして許されないことは国益を損なった、という結果責任です。

 あのロシア相手に鹿鳴館外交さながらの「卑屈な接待外交」を繰り返したこと、スパイとして当局がマークしていた人物をサポートしていたこと、ほかにも国際政治の汚点となることがこれから続々と明らかにされてくると思います。

 でもね、もし、真紀子さんとのゴタゴタが無かったとしたら、もし、そのまま目立たずそぉーっと何十年というように、かつての竹下登流で深く潜行して行政のあちらこちらに食い込んでいたら、どうなっていたか。

 総理大臣も夢ではなかった、のではないでしょうか。だって、実際にそうやって総理になった人が何人もいたじゃないですか。