2002年06月10日ニッポン、チャチャチャ

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損な性格


 ワールドカップ、ものすごい視聴率ですね。

 紅白歌合戦をはるかに超えて、まさに国民的行事。巨人戦も飛んでしまいました。

 初日の試合など、8時までは巨人戦。でも、その後、すぐにサッカーの放送がはじまりました。

 意地でも巨人戦を放送し続けたのは、系列の日本テレビとラジオ日本だけ、でした。

 でも今年、松井選手がメジャーリーグに行ったら、もうプロ野球は終わりでしょうな。

 わたしはサッカーはあまり好きじゃないんで、先日、「ワールドカップのチケットあるんだけど、いるか?」と知人に聞かれたんです。

 いらない、と答えたら、子どもから、「どうして、もらわなかったの?」と詰問されてしまいました。慌てて電話すると、「もう譲っちゃったよ。7枚もあったのに」とひと言。それが「日本−ロシア戦」のプラチナチケットなんですよね。いや、参りました。

 こういうことっていままで何回もあるんです。

 「いらないよ」と言ってから、数日後に急に欲しくなって連絡すると、もう手遅れだったりとか。

 これは性分なんですな。


人種が変わったのか!

 ロシア戦は勝つとは思いませんでした。

 日本チームに勝利という言葉がどうもピンとこなかったんですね。

 「いざ」となると、弱い。

 ギリギリに弱い。

 肝心なところで、点が入らない。

 そんなイメージがありました。 というのも、日本人て、ゴールを競うボールゲームに弱いからですよ。サッカー、ラグビー、バスケット、ハンドボール・・・みんなそうです。

 これらはすべて監督の指示無しに動かないと成立しないスポーツです。一瞬、一瞬、自分の判断で決めなくちゃダメなんですね。最後の最後は「勇気」がものを言うんです。その勇気を練習と実戦を繰り返す中で、つかんできたのだと思います。

 稲本選手をはじめ、隙あらば、選手はガンガン狙うようになった。先のワールドカップ初出場の時とは、まったく人種が違うようです。あの時は絶好のチャンスがあっても、シュートせずにパスしたりして、自信の無さが浮き彫りでしたもんね。

 オーバーなことを言うようですが、これは仕事や職場の人間関係にも影響が出てきますよ。個人主義的な社員、すなわち、アメリカンスタンダードのビジネスマンがそこかしこに出てきます。

 上司はうかうかしてられませんぞ。