2002年05月06日「感動する心」が元気を作る
カテゴリー価値ある情報」
そして、だれもいなくなった
しかし、まぁ、政治家の秘書ってのは役得が多いですなぁ。
「当たり前よ。ホントは給料なんかいらないんでぇ。政治家の肩書きを利用して、自分でどれだけ稼げるか。政治資金をどれだけ引っ張って来られるか。それが秘書の評価を決めるんでさぁ」
秘書が役得が多いってことは、「元締め」の政治家はもっと多いんでしょう。だって、献金や裏金を秘書がピンハネするわけでしょ。昔だと、スポンサーの株屋が「○○銘柄」といった株を仕込んで政治家が買ったり売ったりする。この売買差額を政治資金にするわけです。
これが従来の錬金術だったわけですね。で、秘書はこれに相乗りするわけですよ。まさに、情報1つで濡れ手に粟。これを役得といわずして、なんと言えばいいんでしょうか。
リクルート事件でも、未公開株を大量に受け取った政治家や秘書の方がたくさんいましたな。
その時の主役の1人加藤紘一さんはとうとう議員辞職。引退したとか、しないとか、どうせ復権を狙ってるんでしょう。そのうち、「禊ぎは終わった」なんて勝手に決めつけて、きっと出てきますよ、この人。田舎の選挙区ですから、「あれだけ反省してるだ。センセを当選させるべぇ」てなことで、また、みんな、投票に行くんです。良くも悪くも日本人らしいです。
いま、永田町ではヒショヒショ話が盛んらしいです。
「あそこの秘書が危ない」
「いやいや、こっちのセンセも秘書の給料をピンハネしてるらしいよ」
そして永田町から政治家と秘書が1人、また1人と消えていく。「そしてだれもいなくなった」・・・なんてね。でも、いなくなっても気づかないほど存在の耐えられない軽い人たちが少なくありません。
あの参院議長なんて、ニュースになるまでまったく知りませんでしたよ。あの人、いったい誰なの? 何した人なの?
「ホントは辞めなくてもいいんですよ」だって。それなら、ずっとしがみついてりゃよかったんだよ。「逮捕」が怖くて、さっさと店じまいしたくせに、よく言うよ。
いま、日本が危機的なのは、政治の世界に人材がいないこと。自己顕示欲と権力欲の旺盛な人間ばかり集まってるとしか言いようがないもの。ムネオセンセに代表される、恫喝と脅迫がまかり通る「猿山のボス社会」。かといって、ご本人は「長いものには巻かれろ」を地でいく対ロシア外交。
これでは日本があまりにも可哀相です。
「アニー」をご存じですか?
毎年、5月の連休をはさんでこどもの城・青山劇場で上演されてるミュージカルです。去年から台本が変わり、さらにバージョンアップされたような気がします。
話は1930年代のニューヨーク。大恐慌で経済はどん底。町には失業者が溢れ、アメリカが自信を失っていた時代です。
主人公のアニーは孤児院を何度も脱走しては捕まる赤毛の女の子。彼女がそんなことをするのは、実の両親探しをするためです。その日もまたまた、捕まって孤児院に舞い戻ると、そこに世界一の大富豪オーバックスの私設秘書がやってきます。オーバックスの慈善活動でクリスマスを一緒に過ごす孤児を選びにやってきたのです。
孤児院を取り仕切る意地悪ハイミス、ハニガン先生が邪魔する中、運の強いアニーは招待されることになります。そして、オーバックスやその友人ルーズベルト大統領に気に入られ、そして両親を探してもらいます。
結果は・・・。
いい音楽、いい歌、いい踊り。心温まる子どもたちのミュージカルです。
ルーズベルト大統領の前でアニーはいつもの歌を歌います。
「朝が来れば・・・きっといいことがある アイ・ラブ・ヤ アイ・ラブ・ヤ トゥモロゥ 明日は幸せ」
明日を信じる勇気に奮い立った大統領が採った政策は、アメリカを信じ、アメリカ国民を信じた徹底的な楽観主義。その名も「新規まき直し=ニューディール政策」でした。
もし、いまの日本人に元気がないとしたら、もし、いまの日本企業に活力がないとしたら、その理由は「感動」がないからではないかと思うのです。不良債権が多いから、リストラがすごいから、倒産件数が増え続けているから・・・ではないと思うのです。感動する心がないから元気がないのではないでしょうか。
なぜなら、ちょっとした音楽や物語、人との出会いや子どもの何気ない仕草に感動して、心が励まされ、「よし、やるぞ」とやる気が充電されることって、あなたもいままでたくさんあったでしょ。感動すれば、どこかから沸々とやる気や希望が湧いてくるものです。
いま、日本人にいちばん足りないのは「感動しよう」という前向きな気持ちです。
ご参考までに、「アニー」東京公演は19日までやってます。
しかし、まぁ、政治家の秘書ってのは役得が多いですなぁ。
「当たり前よ。ホントは給料なんかいらないんでぇ。政治家の肩書きを利用して、自分でどれだけ稼げるか。政治資金をどれだけ引っ張って来られるか。それが秘書の評価を決めるんでさぁ」
秘書が役得が多いってことは、「元締め」の政治家はもっと多いんでしょう。だって、献金や裏金を秘書がピンハネするわけでしょ。昔だと、スポンサーの株屋が「○○銘柄」といった株を仕込んで政治家が買ったり売ったりする。この売買差額を政治資金にするわけです。
これが従来の錬金術だったわけですね。で、秘書はこれに相乗りするわけですよ。まさに、情報1つで濡れ手に粟。これを役得といわずして、なんと言えばいいんでしょうか。
リクルート事件でも、未公開株を大量に受け取った政治家や秘書の方がたくさんいましたな。
その時の主役の1人加藤紘一さんはとうとう議員辞職。引退したとか、しないとか、どうせ復権を狙ってるんでしょう。そのうち、「禊ぎは終わった」なんて勝手に決めつけて、きっと出てきますよ、この人。田舎の選挙区ですから、「あれだけ反省してるだ。センセを当選させるべぇ」てなことで、また、みんな、投票に行くんです。良くも悪くも日本人らしいです。
いま、永田町ではヒショヒショ話が盛んらしいです。
「あそこの秘書が危ない」
「いやいや、こっちのセンセも秘書の給料をピンハネしてるらしいよ」
そして永田町から政治家と秘書が1人、また1人と消えていく。「そしてだれもいなくなった」・・・なんてね。でも、いなくなっても気づかないほど存在の耐えられない軽い人たちが少なくありません。
あの参院議長なんて、ニュースになるまでまったく知りませんでしたよ。あの人、いったい誰なの? 何した人なの?
「ホントは辞めなくてもいいんですよ」だって。それなら、ずっとしがみついてりゃよかったんだよ。「逮捕」が怖くて、さっさと店じまいしたくせに、よく言うよ。
いま、日本が危機的なのは、政治の世界に人材がいないこと。自己顕示欲と権力欲の旺盛な人間ばかり集まってるとしか言いようがないもの。ムネオセンセに代表される、恫喝と脅迫がまかり通る「猿山のボス社会」。かといって、ご本人は「長いものには巻かれろ」を地でいく対ロシア外交。
これでは日本があまりにも可哀相です。
「アニー」をご存じですか?
毎年、5月の連休をはさんでこどもの城・青山劇場で上演されてるミュージカルです。去年から台本が変わり、さらにバージョンアップされたような気がします。
話は1930年代のニューヨーク。大恐慌で経済はどん底。町には失業者が溢れ、アメリカが自信を失っていた時代です。
主人公のアニーは孤児院を何度も脱走しては捕まる赤毛の女の子。彼女がそんなことをするのは、実の両親探しをするためです。その日もまたまた、捕まって孤児院に舞い戻ると、そこに世界一の大富豪オーバックスの私設秘書がやってきます。オーバックスの慈善活動でクリスマスを一緒に過ごす孤児を選びにやってきたのです。
孤児院を取り仕切る意地悪ハイミス、ハニガン先生が邪魔する中、運の強いアニーは招待されることになります。そして、オーバックスやその友人ルーズベルト大統領に気に入られ、そして両親を探してもらいます。
結果は・・・。
いい音楽、いい歌、いい踊り。心温まる子どもたちのミュージカルです。
ルーズベルト大統領の前でアニーはいつもの歌を歌います。
「朝が来れば・・・きっといいことがある アイ・ラブ・ヤ アイ・ラブ・ヤ トゥモロゥ 明日は幸せ」
明日を信じる勇気に奮い立った大統領が採った政策は、アメリカを信じ、アメリカ国民を信じた徹底的な楽観主義。その名も「新規まき直し=ニューディール政策」でした。
もし、いまの日本人に元気がないとしたら、もし、いまの日本企業に活力がないとしたら、その理由は「感動」がないからではないかと思うのです。不良債権が多いから、リストラがすごいから、倒産件数が増え続けているから・・・ではないと思うのです。感動する心がないから元気がないのではないでしょうか。
なぜなら、ちょっとした音楽や物語、人との出会いや子どもの何気ない仕草に感動して、心が励まされ、「よし、やるぞ」とやる気が充電されることって、あなたもいままでたくさんあったでしょ。感動すれば、どこかから沸々とやる気や希望が湧いてくるものです。
いま、日本人にいちばん足りないのは「感動しよう」という前向きな気持ちです。
ご参考までに、「アニー」東京公演は19日までやってます。