2002年01月07日「美空ひばり」は永久に不滅です

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このイベントは見物ですよ


 今日、たまたま横浜高島屋を訪れました。

 実は、横浜ではたいていはそごうを使ってるんですが、和菓子、ジュース、醤油、果物を買うときは高島屋なんですね。

 この時期ですから、車は屋上までびっしり。高所恐怖症にもかかわらず、延々と上に上がると、8階でものすごい人だかりこういうとき、無視して通れないのが哀しい性で、いつものように見ると、これが「美空ひばりイベント」をしてるんですよ。

 入場料800円でたくさんのお客さんが入ってて、トイレなど、男性用まで女性が列をなしてまして、わたしのような小心者は結局、使えませんでしたよ。でも、おばさんはすごいなあ。平気で中まで並んでるもんなぁ。

 で、思わず、わたしも入ってしまいました。

 京都嵐山の美空ひばり館も行きましたし、わたし、好きでんねん。美空ひばり。

 何が好きかというと、歌よりも演技です。昔から、東映映画はよく観てました。

 「旅笠道中」知ってますか? 共演は里見浩太朗だと思うけど、歌もいいよね。

 「三百六十五夜」知ってますか? これ、高倉健さんとの共演ですよ。主題歌は「恋の曼珠沙華」。これもいい歌なんだなぁ。

 きれいなんですよね。お姫様姿の「お嬢」は。しかも、演技は天才的にうまいし。

 かつて、「百万人の英会話」と「ラジオ講座」の講師として鳴らしたハリス先生が、「日本人でも英語がペラペラの歌手が1人だけいる」と言ってましたが、それが美空ひばりさんでした。この人、英語が読めるわけではありません。でも、耳が特別にいいから、ネイティブの発音を何回か聞くと、すんなりその通りに発音できちゃうんですね。音感の天才は「語学の天才」でもありますよ。



好きでんねん、美空ひばり

 柔道の山下泰裕さんは「柔の男」が愛唱歌で、学生時代、よく歌ってました。

 酒のときに先輩同士でちょっとした諍いになったときなど、「ボク、歌います」って、この歌披露するんです。当時からカリスマがあったから、みんな静かに聞いちゃうわけですよ。

 レコード大賞は「柔」という歌でした。でも、彼もわたしも好きなのは「柔の男」です。

「腕は磨けば強くはなるが、強いばかりが能じゃない

 人ができれば、柔もできる。

 できりゃ、目先のバカな勝負はしなくなる」

 こんな歌だったと思うけど、詞がいいでしょう。

 でも、わたしがいちばん好きなのは、「人生一路」です。これは暴力団の組員だった弟のかとう哲也という人が作曲した歌です。彼女の歌ではいちばん好きですね。

 というのも、元気になれるからですよ。一番だけ紹介しておきましょう。

「一度決めたら 二度とは変えぬ

 これが男の生きる道

 泣くな 迷うな 苦しみ抜いて

 人は望みを 果たすのさ」

 思いっきり演歌でしょ? でも、わたしは「援歌」だと思ってるんです。

 えっ、カラオケで歌ってる?

 いや、歌いません。カラオケ、大嫌いですから。わたし、音痴ですねん。

 でも、好きでんねん、美空ひばり。ひばりさんが所属していたレコード会社の日本コロムビアはリップルウッドグループに買収されましたけどね。好きでんねん、この歌。

 今年もよろしく。