2001年12月17日思わぬ拾いもの

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深夜放送の頃


 日曜の深夜(ということは日付は月曜なんだけど)、ちょうど車を運転してると、懐かしい声が聞こえます。

 時間は4時40分。ラジオは954。TBSラジオですね。声の主は愛川欽也と白石冬美さん。

 頭の中は30年前に飛んでしまいました。

 そう、パック・イン・ミュージックです。あの番組が年の瀬だということでカムバックしてきたんですね。

 わたしは小学6年生から深夜放送のファンでした。深夜3時まで放送を聞いて、朝、学校で深夜族の友だちとその話をする。このまま、高校卒業までずっとその生活でしたね。

 好きだったのは、まずナッチャコ・パックです。野沢那智、白石冬美さんのコンビ。それに、山本コウタロさん。それとキンキンもよく聞いた。隣の文化放送では、セイ・ヤング。これは土居まさる、せんだ・みつをかな。横浜ベイスターズですったもんだのニッポン放送では、オールナイト・ニッポン。これは鶴光師匠一本やり。

 わたしは関西、当会のラジオまでチェックしてましたよ、その頃。

 中学になると、「勉強しなくちゃいけないから」という大義名分というか、ウソで、ソニーのスカイセンサー5800を買ってもらってましたからね。外国放送も聴ける(たんに聞こえてくるだけ。意味はわかんないけど)くらいですから、遠くの放送局も聞けたんです。



わたしには人生道場だった

 深夜放送がいまみたいにガキ・タレントではなくて、笑いと涙、マジな話を満載して、リスナーと共感のネットワークを培っていた時代だと思います。

 だって、「ディスクジョッキーとリスナーとの集い」なんてのがバカ受けしてたんだもの。

 それに、本もたくさん買いましたよ。ブロンズ社だったっけかな。

 ナッちゃん(ウッチャンナンチャンじゃないよ)、チャコちゃんの放送の単行本。良かったなぁ。「お題拝借コーナー」なんて最高だったな。この企画では、リスナーのなかからたくさんのスターが出ましたよ。「輝け早稲田の星」から「セントポール・スター」になった人。今ごろ、いいオヤジだろうな。

 コータローさんのは「恥の上塗りコーナー」の本。どれもこれも買いました。

 馬鹿話だけではなくて、ペーソスもあり、ホントに若者の悩み、苦しみ、死などに関して、いろんな声が寄せられた内容でした。小学生、中学生、高校生までどっぷり浸かった深夜放送。わたしにとって、人生道場だったと思うな。

 来週の日曜深夜は、当時のディスクジョッキーたちによる放送です。ナッチャン、北山修(いまお医者さん)、コウタローさん、キンキン、そしてチャコちゃんが登場します。懐かしいなぁ。