2001年10月08日1人でケンカを売った男

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とうとう始まった


 アフガンのタリバン政権への英米軍の空爆が始まりました。

 「出入り」の開始ですね。ブツシュさんは戦争の宣言をしましたが、テロリスト集団もなし崩し的に出入りに対応することになります。

 ビンラディン曰く、「いまアメリカが味わっていることは、われわれが長年、味わってきた一部でしかない。神が何人かを導き、導かれた者がアメリカを破壊した」「イエラエルがパレスチナにやったことを、アメリカは(貿易センタービルのデロなどによって)行われただけだ」「アラーに誓って、アメリカとアメリカ国民にはけっして平和を享受させない」と述べてますが、これはものすごい宣言です。

 エンゲルスの「共産党宣言」などぶっ飛びますね。

 敢えて暴論を言います。善悪を無視した発言ですが、彼は「方法をまったく変えたキリスト」だと思うのです。

 「愛を説いたキリストとテロリストの親玉を一緒にするな」とクリスチャンは反論するかもしれませんが、かつての十字軍はキリスト教の布教を大義名分に進んでいきました。時代が移り、いま、イスラム原理主義者が同じことを行っているような気がするんですね。

 また、「イスラエルがパレスチナにやったをやったまでだ」ということは、たしかに彼の指摘した通りでしょう。

 しかし、戦争であれ、なんであれ、自衛のため以外の殺人が許されるわけがありません。ですから、いかにアメリカを象徴する建物であれ、その中には罪のない民間人が、無辜の生命が働いているのです。その生命をたとえ1人でも奪うことなどけっして正義ではありません。




請求書を払い続ける日本

 ところで、日本では対アフガン戦争の是非を国会が問うてますね。

 この段階で審議入りすらできてません。どうなってることやら。

 国会で結論が出る頃には、もう戦争が終わってるかもしれませんね。

 この間、中国に小泉さんが行き、経済援助と引き替えにすべてを丸く収めてくるんでしょうな。そのあと、インド、パキスタンにも行くと思いますよ。

 だって、ブレア首相が行きましたでしょ。

 「ツケはあとで払いにくるヤツがいるから、宜しく」ってなことだと思います。

 ・・・と思ってたら、あの真紀子さんと対立している鈴木宗男さん(自民党外務委員会委員長)がパキスタンに首相特使として行ったのだというニュースが飛び込んできました。

 「やっぱりねぇ・・・」

 戦争はいつの時代も国民が泣きます。笑うのは戦争で儲かるビジネスマンだけです。今ごろ、笑いが止まらない人たちもたくさんいるんでしょうな。



 いずれにしても、これだけ言えるでしょう。

 いまの時代、軍事超大国アメリカに1人でケンカを売れるのは、彼が最初にして最後の人物かもしれません。