2001年07月16日低株価と参院選の関係

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参院選は諦めよう


 いよいよ参院選が始まりました。

 この暑い中、みなさんご苦労なことです。とくに、スーツを着て全国を回る。たいへんですね。

 見てるだけでこちらが暑くなります。

 さて、小泉旋風のおかげで自民党はものすごいフォローの風(台風だな)が吹き、野党はまったく特徴というか、争点が見いだせずに袋小路状態です。

 選挙中に、かつての橋本首相みたいに失言でガクっと支持率を下げることでもないかぎり、これは自民党の圧勝でしょう。

 もう参院選は諦めて、次の衆院選をにらんで動きましょうよ。どうせ参議院議員なんですから、適当でいいじゃありませんか。

 タレント候補大いに結構。だれでも立候補できるのが民主主義なんです。

 でも、投票するかしないかは国民のレベル次第。今回のような一山いくらの候補者に、だれが投票するんでしょうかね。



株価は衆院選まで戻らない

 株価が戻りません。

 最大の理由は、外国人投資家が選挙の行方、構造改革、金融建て直しがどうなるか、様子見してるからです。それに輪を掛けて、金融機関の持ち合い株の放出のタイミングが直前だからでしょう。

 参院選が終わって自民が勝つのは織り込み済み。

 でも、そのあとどうなるか。政局がどう動くのか。これが注目の的ですから、8〜9月も株価は下がりこそすれ、上がる要因は無いと思います。

 普通、株価は企業の業績で値が上がったり下がったりするんですか、いまや、政治と経済は一蓮托生。どんなに経営者が優秀でも、バカな政治家と木っ端役人を抱えていると、日本経済は沈没してしまいます。そういう意味では、ムーディーズなどの格付け機関が国家の信用度と企業の格付けを連動させているのは当然のことなんですね。

 日本の不況は、ズバリ「政策不況」です。「優柔不断不況」といってもいいかもしれません。「失敗を恥」と考えて表面化させずに隠し続けてきた日本人特有の不況なんですね。

 「もう失うものは何もない」

 「やけくそだ。がむしゃらにやるぞ」

 こう腹をくくったら、日本はあっという間に蘇ると思います。政府や他人を当てにしている間はV字転回は無理でしょう。

 今は苦しくても、「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか」と踊って乗り切るしかありません。