2001年03月26日国難です!

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寝た子が起きるとどうなるか


 政党助成金ががっぽり入る政党の人気、信頼が総崩れです。

 「金権政治」ととかく噂の千葉県の知事選でまたまた無党派層がキャスティングボードを握りましたね。前回の国政選挙では、森さんの発言通り、有権者は寝ていたわけですが、知事選などを見ていると、徐々にあちらこちらで寝た子が起きつつあるようです。

 「国政選挙と地方首長選は違うもん」という森さんの言い分も7月の参院選では通らないような気がします。おそらく、今度の参院選では寝た子もすっかり起きて大きな変革があるやもしれませんな。

 寝た子をそのまま寝続けさせるために、政府与党は目の色を変えて催眠剤、モルヒネなど、ありとあらゆる手で株式市場を動かそうと躍起です。その甲斐あってか、少し動きました。ちょうど3月決算ですから、銀行は安堵してるかもしれませんな。

変わるときは一気に変わる


 先日、徳洲会理事長で自由連合代表の徳田虎雄さん(衆院議員)との会合がありました。顧問先の社長から頼まれ、「虎の会」の発起人になったのでお話を聞くという会合でした。徳田さんとは個人的には17ぶりの出会いでした。

 さすがに、医師会を向こうに回して命懸けで医療改革をしてきた人だけ、ものすごいパワーでしたよ。

 彼がこんなこと言ってるんです。

 「自民党がダメになりつつあるから、今度はそれじゃ民主党かというと、そんなことはない。時代のスピードというのは変わるときはわれわれの想像をはるかに超えて変わっていくものだ。だから、自由連合という選択を国民はするかもしれない。いや、自由連合すら押し抜けて時代は変わっていくかもしれません」

 これ、いい発言ですよ。

 大政奉還を進言した坂本龍馬は全国の殿様を東京江戸に集めて貴族院議員として遇することを考えていた節があります。けど、時代は坂本を殺して進んでいきました。西郷隆盛は武士の秩序を維持しようとしましたが、これまた自滅しました。時代は士農工商というフレームワークさえ破壊して進んでいったのです。

 これが変革のスピードです。ある日、がらりと変わってしまう。政治もそうなりそうです。寝た子が起きさえすれば、いつでも時代は変えられるんです。