2001年02月26日人生折り返し地点で考えること

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後悔しない人生


 Qちゃんが戻ってきましたね。

 青梅マラソンでのぶっちぎりの優勝。まぁ、フルマラソンでも国際競技でもありませんけど、でも「Qちゃん、ここにあり」という底力を国民に見せつけてくれました。

 いよいよ、プロに転校するとか。有森裕子さんと同じく、小出監督のアドバイスでしょう。

 ぜひ頑張って成績と賞金をどっさり獲得してもらって、スポーツ界の枠を越え世界で評価される日本人になってくれればと願います。ついでに、陸連などの古い体質をぶち破って頂ければ幸いですが、彼女の手を借りなくてもこちらのほうは手詰まりで崩壊も時間の問題でしょう。

 要は後悔しない生き方を貫いてほしいわけです。

 「我が人生に悔いは無し」という生き方ができれば最高です。

 なぜ、そんな気持ちになったかと言えば、最近、同世代の人が亡くなったり、あるいは後遺症でかつての元気がなくなったりと、「動くうちにやることやっとかないと後悔する気持ちにもなれないな」と痛感したからです。

 わたしたちはいつアクシデントに見舞われるかもしれない崖っぷちをつねに歩んでいるんです。

 あれもやりたかった、これもやりたかった・・・。案外、時間があるようでないのが人生です。

 「手を抜いて生きる」「先送りの人生を歩む」ことができるのは、手持ち時間がたっぷりある人だけですね。

 でも、その手持ち時間すらどれだけあるのか、神のみぞ知るです。


失敗でつぶれる人、失敗で伸びる人


 「若くして学べば壮にして成すあり

  壮にして学べば老いて衰えず

  老いて学べば死して朽ちず」

 これは佐藤一斎の至言ですが、いつも元気いっぱい、一所懸命。これがいちばんです。若くても死んだような目のヤツいっぱいいますもんね。

 「失敗学」も注目される今日、失敗など怖れず前に進みましょう。やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいですよ。やって成功すればさらに良し。

 ここに、ある男の失敗の記録があります。

 31歳でビジネスに失敗。

 32歳で政治家に立候補するも落選。

 33歳でビジネスに再び失敗。

 34歳で議員に当選、しかし36歳で神経衰弱になる。

 38歳で議長選に失敗。

 40歳で再び議員に当選するも、55歳で上院選挙に失敗。

 56歳で副大統領選に失敗。

 58歳で上院の選挙に失敗。

 そして60歳のときに大統領に当選。

 アブラハム・リンカーンの失敗記録ですね。

 彼の偉大な点、そしてアメリカ国民に愛されている点(南部はどうか疑問ですが)は、大統領になったという結果ではなく、失敗するたびに逆にハードルを高くしていった、というチャレンジ精神にあるのではないでしょうか。

 人は成果を得てその喜びを満喫している姿よりも、野心をもって懸命に汗と知恵を出している姿のほうが若くて新鮮で、そして格好いいですな。

 そう思いませんか。