KEYMAN NETWORK 中島孝志のキーマンネットワーク仕事術のカリスマ中島孝志が贈る！
泣いて笑える感動ブログ！

忘れない中に言っておくけど、この19日に大前研一さんが主催する「アタッカーズ・ビジネススクール」ってとこで講義します。テーマは「リーダーのための人を動かす表現力」。これで会費5000円。少数限定の講義だから申込むなら迅速によろぴこ。

　さて、通勤快読です。
　３８歳にして、カブドットコム証券の社長となった齋藤さんの本です。本気でやると、成功ってグッと引寄せられるんだ、ということが伝わってきました。
　本気でやると、なんでも熱くなります。熱くならないのは、本気になってない証拠。
　たとえば、人を怒る時、子どもを叱る時、部下を叱る時、本気になってる人は熱くてしょうがありません。ホントに燃えてるもの。

　「燃える男」と言われた長嶋茂雄さんは、ゲームの間、ホントに燃えてたものね。ほとんど爆発って感じ。
　その点、王さんはこの熱さをうちに秘めた。いわば、備長炭のような熱さ。
　でも、どちらも熱かったことは事実。星野仙一さんにしても、阪神の岡田監督にしても、同じでしょう。

　この人、多摩美大出身。元々はミュージシャンを志してました。それがビジネスの世界に飛び込んできた。
　といっても、フリーターだけどさ。最初にやったのが先物取引のセールス。
　電話セールスだから、みな、さっさと断る。罵詈雑言で断る人もいるさ。だから、普通、電話する人もいいかげんなの。どうせ断られるからね。
　けど、この人、渡されたリストをちゃんと１番目からきちんと電話するわけ、不在の場合は印だけつけといて、頃合いを見て再度アタック。結局、こんな地道な活動で成果を着々と上げていくわけ。
　「ビジネスの世界はやればやっだけ成果があがる。運や才能に大きく左右されるアーティストとは違う。私が生きる道はこちらにある」
　悟りですな、これは。あとはまっしぐら。
　
　パソコンが得意だから、野村システムサービスで仕事するわけ。
　システムの仕事は夜中が本番。で、全国の支店を飛び回る。だれが仕事ができて、だれがダメなのかもわかる。人間を観察する技術があとで大きくモノをいうのね。
　第一証券に転職する頃、ネット証券の立ち上げを夢見るわけさ。投資家を探して歩くけど、「馬の骨」じゃダメだった。
　ちゃんと話を聞いてくれた人が伊藤忠商事の本部長。
　「伊藤忠の看板と人脈、そして資金を利用すればいい」
　それが縁で、サラリーマンになっちゃった。
　このスピード時代、意思決定の遅れが命取りになる。で、自分が社長にならなくちゃ、と判断。以来、社長として頑張ってるわけ。
この会社、東証一部上場だもんね。

「逆境の時ほど、自分がホントはなにかをしたいのかが明確になってくる」
たしかにね・・・。