2005年12月22日自由の森学園「音楽祭」に参上!

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 飯能は遠かった。ここ埼玉県なのね。
 私、横浜の山手に住んでるじゃない。八王子まで行って、そこから八高線に乗って・・・なんと3時間もかかってしまいました。
 八高線が1時間に1本しかないなんて知らんがな。しかも、ドアは自分でボタンを押して開閉するなんて、さらに知らんがな。「湘南新宿ラインで池袋まで行ってそこから西武レッドアロー号に乗れば、なんだかんだで1時間20分で到着するんだ」と。
 知らんがな。
で、約束の時間に30分も遅れて到着。

 今日はここ飯能にある学校「自由の森学園」に、来年、クランクインする映画「北辰斜(ほくしんななめ)にさすところ」の神山征二郎監督、大阪の映画制作委員会の田口さんと一緒に訪問するためなのね。

この学校、中高一貫教育(http://www.jiyunomori.ac.jp/)。芸術系、福祉系に人材を輩出してるようで、そういえば、一連の寅さん映画の満男役、「北の国から」、そしていま公開中の「Always」にも出演してる吉岡秀隆さんも卒業生(内田有紀と離婚しちゃったぞ!)。

 で、今日は音楽祭。
おいおいおい、知らない歌が多いぞ。「♪キラキラ♪」は好きだよ。小田和正のDVD持ってるしぃ。「愛をください」もよく唄うしさ。
 けど、ほかはあまり知らないな。「まっ、中高生だもんな」って油断しちゃダメ。いきなり、年取るぞ!
テレビに出てくる俳優の名前がわからない。歌手の名前も歌もわからない。
 これ、老化の1つだと思う。

 手作りってことがよくわかる。学生が企画、運営、実施してるね。創設以来、21年間、続いてるのね。
 30人学級で800人くらいいるんだけど、そのクラス対抗歌合戦。
 ピアノ、ギター、ドラムのほか、沖縄蛇皮線(さんしん)で演奏したり、まっ、芸達者が多いですな。聴けば、芸大入学は音楽科のある高校より合格率が高いらしいな。
 芸術教育とか農作業とか表現力の開発コースとか、大学のエクステンションのカリキュラムを先取りしてるって感じかな。教育のキーワードは傍観するところ、「想像力」と「創造力」の開発にありそうですな。

 いま、学校経営は「ドラゴン桜」みたいにいきなり進学校に変身させちゃえば勝ちなのよ。
 けど、受験校じゃないし(もちろん、東大合格者はいるけど)。だってテストがないんだもの。教師、上級生には「○○さん」と呼び合う関係。なんか、アメリカの学校みたい。
 音楽祭が終わると、みな、弾けちゃう。棒倒しみたいな感じ?
 「とても外部の人には見せられません」だと。

こんな感じ。

子どもたちの手作り。

真ん中が鬼沢校長。右が神山監督、左が発明王の田口さん。