2024年01月01日鎌倉宮前「鴨汁せいろ」(鎌倉)
カテゴリー中島孝志の美食倶楽部」
謹賀新年!今年もよろしくお願いいたします。
大晦日と元旦は墓参り。24時間も違うんだから1回でもいいのかも。けど、歳神様は年末年始ではエネルギーが違うわけで。ま、神社と寺院は違うんですけど・・・。
混雑が嫌いなもんで、比較的、空いてるうちに参っちゃおうつうこと。
床屋さんにもいかなくちゃいかんわけで・・・いざ、キャバクラならぬ、いざ鎌倉・・・。
目つぶってても歩けるとこなんで最短距離で行っちゃいます。
鶴岡八幡宮では「大祓い」。6/30と12/31の茅の輪くぐり。京の都では水無月に疫病が流行りましたんでね。参考までに京菓子もそういう意味ですから。
実は、八幡様を抜けるのがショートカットでもあり空き空きルートなんです。
そこから、清泉、教会を左に見て奥へ奥へと進みますと・・・。
「鎌倉宮」。主祭神は後醍醐天皇の皇子=護良親王。父とともに鎌倉幕府を倒して建武中興を実現。けど足利尊氏と対立して東光寺に幽閉され、尊氏の弟=直義の命で家来によって殺害されてしまいます。
本殿後方に土手の穴があります。護良親王が9か月間幽閉されていた牢という伝承があります。
さて、鎌倉宮造営を命じた方はどなたでしょ?
ここらへんでお腹が空いたんで目の前の手打ち蕎麦屋さんに駆け込むんです。十割蕎麦売り切れなんで鴨汁せいろ。酢橘温そばもあったけど。冷たいのがいいわな・・・どちらにしてもワンパターン。
ここら辺まで来ます、八幡様の混雑がウソのよう。人とすれ違うこともほとんどありません。そして日陰が増えます。山がありますからね。
さて・・・。鎌倉花の寺といえば、瑞泉寺。臨済宗円覚寺派の名刹ですね。
鎌倉といえば文士。作家がたくさん。「ゆかりの文人」には川端や大仏次郎、永井荷風とかいろいろ。
すぐ隣がお目当ての霊園。
さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束・・・。
往復、蕎麦食べてお酒呑んで1時間。季節外れに温かいとはいえ汗びっしょり。墓参まあとはいつも爽快。
1年の報告とこれから1年のあれこれを相談しに参る。それが墓参かもしれません。