2006年07月17日私のいちばん好きな唄「♪木蘭の涙」

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 「大切な人」っているよね(あなたにもいるでしょ?)
 たとえば、家族(夫や妻、両親や子ども)とか恋人、友人や仕事仲間もそうだろうし、ワンちゃんやにゃんこもそうだよね。
 「大切な人」を失う時って悲しいし、哀しい。でも、昔から逢うは別れのはじめというもん。さだめというか、必然なんだな。

 ところで、別れにもいろんなスタイルがあんだけど、いちばん幸福なのは憎しみあって別れること。

 よく芸能人の離婚会見なんかにあんでしょ?
 「原因は?」
 「生活パターンが合わなくて・・。でも、これからもいいお友達でいたいと思います」
 アホか!「こんなヤツ、でぇ嫌い。もう2度と面見せんじゃねえぞ」って言ってやれっつうの。
 まっ、もう醒めてるし冷めてる。計算尽くだよね。
 ある意味、「憎む」ってのは大変なエネルギーが必要だかんね。憎まれるほど愛されたら、こりゃ誇っていいんだぜ。

 愛し合って別れる、愛し合っているからこそ別れる、ということもあんだろうね? こりゃ辛いな。けど、ご褒美として人を成長させてくれる。「優しさ」という勉強をさせてくれる。

 いちばん辛いのは死別だわな。どこを探しても「いい想い出」しかメモリーにないからね。
 だから、人は時々叫びたくなるんだな。大声で叫びたいけど、小さく囁くことしかできない人もいるよね。そういう人は詩人になるんだよ。あるいは、曲を紡ぎ出す。
 そして、それが唄になる。

 スターダスト・レビューの「木蘭の涙」。ニッカのCMでも知られてるね。「女房、酔わせてどうするつもり?」のあれね(石田ゆり子みたいな女房なら、毎日酔わせてみたいよな?)。


「女房、酔わせてどうするつもり?」「君の魅力にすっかり酔っぱらっちゃった」
 あっまぁぁぁい!

 木蓮は聞いたことあっけど、木蘭はない? 同じなの、これ。「木蘭」て、中国語読みすっと「ムーラン」。わかった? そう、ディズニーのあのムーラン。元々は、昔の中国で年老いた父親に代わり男装して出征して、みごと自軍を勝利に導いた中国版ジャンヌ・ダルクのことなのよ。



「木蘭の涙」

♪逢いたくて逢いたくて
 この胸のささやきが
 あなたを探している
 あなたを呼んでいる
 
 いつまでも いつまでも
 側にいると言ってた
 あなたは嘘つきだね
 心は置き去りに

 いとしさの花篭
 抱えては微笑んだ
 あなたを見つめていた
 遠い春の日々

 やさしさを紡いで
 織りあげた恋の羽根
 緑の風が吹く
 丘によりそって

 やがて時はゆき過ぎ
 幾度目かの春の日
 あなたは眠る様に
 空へと旅立った

 いつまでもいつまでも
 側にいると言ってた
 あなたは嘘つきだね
 わたしを置き去りに

 木蘭のつぼみが
 開くのを見るたびに
 あふれだす涙は
 夢のあとさきに

 あなたが来たがってた
 この丘にひとりきり
 さよならと言いかけて
 何度も振り返る

 逢いたくて逢いたくて
 この胸のささやきが
 あなたを探している
 あなたを呼んでいる

 いつまでもいつまでも
 側にいると言ってた
 あなたは嘘つきだね
 わたしを置き去りに♪

 いろんな人がカバーしてる名曲。だけど、やっぱスタレビ。根本要さんのテイストが好きだな。