2006年09月11日「若者殺しの時代」 堀井憲一郎著 講談社 735円
原理原則研究会(第6期)がいよいよ来週火曜日からスタートします。全国津々浦々からお集まり頂き、ありがとうございます。楽しく勉強していきましょう!
ところで、メンバーの方には明日、メーリングリストを送信します。自己紹介、宣伝、おもしろ情報などをどんどんやりとりしてくださいね。
さてと、すごいね、未明から雷が。私ゃ、朝四時起きなのよね。で、もうずっと雷。
苦手なのね。ゴロゴロ、ピカッてヤツ。なんか、頭の上に落ちそうでさ。携帯用避雷針がほしいくらい。
さてさて、通勤快読です。
これ、あの堀井さんです。売れてるらしいよ、講談社の担当が同じだから。
実は、私もここからこの20日に新書出すんだよね。タイトルはたしか『なぜあなたの「言い分」は通らないか』っつう本。タイトルいいでしょ? 気に入ってるんだ。
で、この本。堀井さんというのは調査が得意でしょ。しかも、自分で歩いて調査するというどっか体育会的なリサーチャーなわけね。よく言えば、民俗学者的なとこがあんだよね。
そういえば、昔、探偵ナイトスクープっつう番組のプロデューサーが「アホ馬鹿文化考」という企画を番組の中でやったことあんだよね。日本はどこからアホといい、どこから馬鹿というか。その線引きはどこだ? こういう企画ね。で、探偵が調査すんの。これがなかなか好評で本にしたらバカ売れ。
いま、大阪考、関西弁、名古屋弁といった類の本が出てるけど、すべて、この本というか、この番組企画がルーツなのよ。
で、堀井さんの調査というのも、限りなくこの探偵ナイトスクープという番組のノリに近いんだよね。
さてと、結論は「若者殺しの下手人は80年代の謎にあり」というんだけどね、ずんずん調べましたっつうんだけど、いまいち、わかんないんだな。わかんなくてもいいんだな、ほとんど、これじゃ山下清みたいなんだな。
まず最初の調査は「1989年の一杯のかけそば」ってヤツ。
ムフフ、このブログでもしかすると今年最高との呼び声も高い「通勤快読」がありましたね? そうです、あの快楽亭ブラック師匠の「一発のお○○こ」というヤツです。この噺のルーツがこのお話なんでよね。
実は、私、この一杯のかけそばの作者である栗良平さんと会ってます。で、勉強会のメンバーと一緒にこのお話を聞いてます。中にはここだたけの話だけど、おいおい、泣いてた経営者もいました。
そうです、あれは1988年だったと思います。私、記憶力がいいんです。まだバブルの絶頂期で株価が4万円直前をつけるのはこの1年後でしたねぇ・・・。
そう言えば、栗さんのお話を収録したカセットテープと絵本みたいのを5セットも買い込んで配ったのを覚えてます。あれ、まだ押入にあるかも・・・。
で、この「一杯のかけそば」は当時、ブームでほとんど社会的事件だったんですよね。
なにしろ、日テレは「おもいっきりテレビ」でこのお話を朗読し、フジテレビじゃ、「タイム3」という午後3時からの番組で丸々1週間、アナウンサーが日替わりで朗読したのよね。もう、細木数子先生みたいな存在だったのよ(違うか?)。
後には、映画にもなっちゃったのヨン。くっだらねえ!と言うなかれ。
あの頃のボクは・・・あの頃の日本人は感動に飢えてたんだよ。だって、時代がバブルだったんだもの。就職なんて、売り手市場で、学生さんは毎日、人事部にステーキとか寿司とか料亭とかで接待を受けてたような「お馬鹿な時代」だったんですよ。心が砂漠状態だったんだと思う。
で、こんな時にね、国民がみなで盛り上がってる時にね、実は・・・あれ、すべて作り話なんです・・・なんて言えないでしょ? 栗さんも言えなかったの。
「実は・・・実話です」なんて洒落てる場合か! でも、そう言っちゃったのよ。
これ、ウソをつきたくてついたわけじゃない。みな、そう言ってほしかったんでしょう? なら、そういう風にしとこうよ。こんなコンセンサスがあったと思うんだな、うんうん。
でも、ほら、日本人で冷めると、醒めると、叩く人が多いでしょ。徹底的に持ち上げといて、少しでも瑕疵を見つけると、見いちゃった、見いちゃった、なんてさ。
で、栗さんもウソつきというレッテルを貼られて、寂しく消えていったんだよね。
で、これがどうして若者殺しなのかはわかんないんだけど、一応、そうらしいよ。
あと、いろんな話があんだけど省略。200円高。
ところで、メンバーの方には明日、メーリングリストを送信します。自己紹介、宣伝、おもしろ情報などをどんどんやりとりしてくださいね。
さてと、すごいね、未明から雷が。私ゃ、朝四時起きなのよね。で、もうずっと雷。
苦手なのね。ゴロゴロ、ピカッてヤツ。なんか、頭の上に落ちそうでさ。携帯用避雷針がほしいくらい。
さてさて、通勤快読です。
これ、あの堀井さんです。売れてるらしいよ、講談社の担当が同じだから。
実は、私もここからこの20日に新書出すんだよね。タイトルはたしか『なぜあなたの「言い分」は通らないか』っつう本。タイトルいいでしょ? 気に入ってるんだ。
で、この本。堀井さんというのは調査が得意でしょ。しかも、自分で歩いて調査するというどっか体育会的なリサーチャーなわけね。よく言えば、民俗学者的なとこがあんだよね。
そういえば、昔、探偵ナイトスクープっつう番組のプロデューサーが「アホ馬鹿文化考」という企画を番組の中でやったことあんだよね。日本はどこからアホといい、どこから馬鹿というか。その線引きはどこだ? こういう企画ね。で、探偵が調査すんの。これがなかなか好評で本にしたらバカ売れ。
いま、大阪考、関西弁、名古屋弁といった類の本が出てるけど、すべて、この本というか、この番組企画がルーツなのよ。
で、堀井さんの調査というのも、限りなくこの探偵ナイトスクープという番組のノリに近いんだよね。
さてと、結論は「若者殺しの下手人は80年代の謎にあり」というんだけどね、ずんずん調べましたっつうんだけど、いまいち、わかんないんだな。わかんなくてもいいんだな、ほとんど、これじゃ山下清みたいなんだな。
まず最初の調査は「1989年の一杯のかけそば」ってヤツ。
ムフフ、このブログでもしかすると今年最高との呼び声も高い「通勤快読」がありましたね? そうです、あの快楽亭ブラック師匠の「一発のお○○こ」というヤツです。この噺のルーツがこのお話なんでよね。
実は、私、この一杯のかけそばの作者である栗良平さんと会ってます。で、勉強会のメンバーと一緒にこのお話を聞いてます。中にはここだたけの話だけど、おいおい、泣いてた経営者もいました。
そうです、あれは1988年だったと思います。私、記憶力がいいんです。まだバブルの絶頂期で株価が4万円直前をつけるのはこの1年後でしたねぇ・・・。
そう言えば、栗さんのお話を収録したカセットテープと絵本みたいのを5セットも買い込んで配ったのを覚えてます。あれ、まだ押入にあるかも・・・。
で、この「一杯のかけそば」は当時、ブームでほとんど社会的事件だったんですよね。
なにしろ、日テレは「おもいっきりテレビ」でこのお話を朗読し、フジテレビじゃ、「タイム3」という午後3時からの番組で丸々1週間、アナウンサーが日替わりで朗読したのよね。もう、細木数子先生みたいな存在だったのよ(違うか?)。
後には、映画にもなっちゃったのヨン。くっだらねえ!と言うなかれ。
あの頃のボクは・・・あの頃の日本人は感動に飢えてたんだよ。だって、時代がバブルだったんだもの。就職なんて、売り手市場で、学生さんは毎日、人事部にステーキとか寿司とか料亭とかで接待を受けてたような「お馬鹿な時代」だったんですよ。心が砂漠状態だったんだと思う。
で、こんな時にね、国民がみなで盛り上がってる時にね、実は・・・あれ、すべて作り話なんです・・・なんて言えないでしょ? 栗さんも言えなかったの。
「実は・・・実話です」なんて洒落てる場合か! でも、そう言っちゃったのよ。
これ、ウソをつきたくてついたわけじゃない。みな、そう言ってほしかったんでしょう? なら、そういう風にしとこうよ。こんなコンセンサスがあったと思うんだな、うんうん。
でも、ほら、日本人で冷めると、醒めると、叩く人が多いでしょ。徹底的に持ち上げといて、少しでも瑕疵を見つけると、見いちゃった、見いちゃった、なんてさ。
で、栗さんもウソつきというレッテルを貼られて、寂しく消えていったんだよね。
で、これがどうして若者殺しなのかはわかんないんだけど、一応、そうらしいよ。
あと、いろんな話があんだけど省略。200円高。