2006年11月07日私のいちばん好きな女優

カテゴリー中島孝志の不良映画日記」

 いちばん好きな女優っていっぱんいんだけど。この人もその中の1人。
 ヘレン・ミレン。
 ロシア系英国人。ロイヤル・シェクスピア・カンパニーのメンバーね。たくさんの作品に出てます。たとえば、後で紹介しますけど「コックと泥棒、その妻と愛人」(三谷作品にタイトルばくられてますよね)、「鯨が来た時」「第一容疑者(シリーズ)」「鬼教師ミセス・ティングル」「カレンダーガールズ」、そうそう、「カリギュラ」にも登場してたな。
 アカデミー賞では助演女優賞を2回受賞してますね。


ゴージャスなシチュエーション映画の傑作だと思う。

 「コックと泥棒・・・」は良かったなぁ。
 マイケル・ガンボン演じる傍若無人の鬼畜泥棒の妻役なんだけどさ(ゴスフォード・パークでも共演してたな)。亭主に内緒でレストランで浮気すんの。相手は読書好きの男。いつも本を片手に食事してるわけ。ほら、旦那とタイプが違うし、この女はベッドでもずっと読書する女なのよ。お互いに一目惚れなのね。

 このレストランはゴージャスなんだ。シェ・マツオよりゴージャスなのね。この泥棒がオーナーなんだ。一流の客が多い中、泥棒が連れてくるのはいつも男も女も下品な取り巻きばかり。で、こいつらを連れ回しては飲んだり、食べたり、卑猥な話題で喜んだり。
 その間、妻は愛人とトイレで厨房で濃厚な「愛の交歓」をエンジョイしてるってわけ。密かに楽しむってのは、遊びの極意なんだろうね。

 けど、この不倫は続くわけがないよね。見つかっちゃう。娼婦がちくっちゃうわけさ。
 「妻が浮気してのに気づかないのはあんただけだ!」ってね。

 見つかった後? そりゃ、大変だよ。なにしろ、この男、ただの泥棒じゃないモノ。鬼畜だもの。
 殺される? さぁ、どうだか。ネタばれしたらつまんないでしょ(ここら辺が限界だな)。

 この映画で、ヘレン・ミレンは脂ののりきった素晴らしい肢体をスクリーンにさらけ出してます。熟女フェチにはたまんないだろうな(「カレンダーガールズ」もそうだけど)。もち、華麗な芸術作品にしあがってます。


この知的な顔がいいね。英国を代表する大女優ですな。

 この人のツンとすました顔、ってなかなかいいね。元々、ロシアの貴族だから気品があんのよ。いま、60歳はとうに過ぎてると思うけど、かっこいい女性だよ。
 日本の女優でいったら? そうだなぁ、岩下志麻さん・・・あたりかな?