2019年11月25日GSOMIA継続で「地獄」を見る文在寅。

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 忘れないうちに(その1)・・・明日は東京原原です。メンバーはご参集ください。二次会の連絡もよろしくね。そして週末29日(金)は博多原原、翌30日(土)は出雲原原です。いずれもオーラスですよー。新入生候補、たくさん動員してくださいねー。お・ね・が・いっすーー。

 忘れないうちに(その2)・・・24日(23日深夜) “どん底銘柄 特急便”を配信しています。タイトルは 『リスクオン?リスクオフ? 抜群のパフォーマンス「うねり取り銘柄」「F」「A」「U」12-1月好決算期待「Y」「P」「K」「U」国土強靭銘柄「W」「B」チャート解析研究!』 です。ご期待ください。

「U」来ましたねー。17%高です。「A」5.2%高。「A」4%高。

 忘れないうちに(その3)・・・25日(24日深夜) 「3分でわかる!チャートたっぷり!中島孝志の『経済教室』 を配信しています。テーマは 『「GSOMIA破棄から一転継続」で地獄を見る文在寅!これから中国の苛めが始まる!!』 です。

 今回は中身を少しだけご紹介しましょう。

・・・・・・・引用・・・・・・
 一転「GSOMIA継続」となりました。

「日本は何も譲っていない。韓国は情勢の判断を誤り、ぎりぎりになって米国の圧力や日本の働きかけを受けて『ベタ降り』」
「米国の圧力は相当なもので、破棄の場合の制裁を恐れた」
髭の隊長こと佐藤正久参院議員(元・外務副大臣)のコメントが秀逸です。



 来年選挙で支持層を裏切るわけにはいかない。けど、破棄したらトランプ政権は空前絶後、最大級の非難を文在寅政権に向ける、と発言していました。



「GSOMIAの問題は日韓関係ではなく米韓関係だ。万一、破棄したらトランプ大統領が何を言い出すかわからない」

 ビビったんですね。韓国政権は文在寅に限らず、米中に睨まれたら終わり。ヒラメのようにいつも「強国」「大国」のご機嫌をとって生き抜いてきました。

 アメリカにとって、韓国と日本は太平洋進出をもくろむ中国封じ込めにはいちばん重要な拠点です。中国にとっても韓国と沖縄は「一帯一路戦略」を実現するために欠かせない拠点です。

 ただし忘れてならないことは・・・米軍はいつもいつも戦争をしている「戦争国家」であるのに対して、いかに核戦力、ミサイル、空母等々、予算の多くをしゃにむに軍備に突っ込んではいるものの、「戦争」をしていない、したところで、朝鮮でベトナムで勝ったことがない中共軍にとって、いちばんの脅威はアメリカなんです。

 米中の間に挟まれていつも股裂きにさらされている韓国というか半島は地政学にも悲劇のど真ん中。韓国にしてみれば、あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが・・・というジレンマにいつも陥っているわけです。

 文在寅がえらんだ戦術は「のらりくらり」です。時間を味方につけることです。

 米国から要請されている「THAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル)」にしても、導入すると発言するや、中国の徹底的な反発を受けて貿易停止。困りに困った韓国は、「中国を狙ったものではない。中国の安全保障上の利益を損なわない」と約束させられてしまいました。「THAADはもう不要だ。撤去させる!」と命じることも可能になりました。

 韓国は中国に弱いですね。

 なぜか、中国は必ず報復するからです。しかも経済だけではありません。いざとなれば戦争も厭いません。いままで朝鮮はいつも脅かされてきましたから「パブロフの犬」になってしまいました。

 ところで、アメリカはどうかというと、追加のTHAADを要請しています。できるわけがありません。これに対して表向きは「検討していない」と国会で答弁していますが、オフミーテイングでは「必ずやりますから」と伝えているはずです。

 しかし動かない。



 中国の顔を見て、アメリカの顔を見て、どちらにもいい顔をする結果、時間だけが過ぎていく。「のらりくらり」と「宙ぶらりん」こそ韓国がとるべきベストの解決法でした。

 これで本当に解決できるのか? できるわけがありません。韓国がこの間失ったものは「信頼」です。
 残念ながら、韓国は政府だけでなく企業、民間レベルでも「信頼」されていません。その真因はどこにあるのか?
 
 「過去を反省し、総括し、新たに出直す」ことができないお国柄だからです。日本には常に過去の反省と賠償を求め、いまのいままで、だらしない日本政府と利権をありがたがる政治屋たちに食い込んで意のままに賠償金をせしめてきました。

 安倍政権は拒絶。これにいちばん驚いたのは日本の親韓政治屋たちでしょう。そして韓国政府でしょうね。

 視野狭窄な人ほど転身できません。進化できません。ダーウィンの『進化論』でもどんな生物が生き残って、どんな生物が滅んだか、明々白々。まさに、脱皮できない蛇は死ぬしかありません。



 康京和(カンギョンファ)外相は「当面維持」とが決まったGSOMIAについて、「韓国はいつでも終了させられる権利を留保している=輸出管理厳格化を撤回しなければ破棄も辞さない」と述べていますが、相変わらず「強がり」しか言えません。

 残念ながら、もう詰んでいるんです。トランプ政権の強権発動に屈してしまいました。それをごまかしたくてテレビで余裕のある処を見せたかったのでしょうが、一目瞭然。

 今回の対処はあくまでも「条件付きGSOMIA終了停止」にすぎません。つまり、問題解決の先送りです。

 トランプは在韓米軍経費の5倍増でけでなく、懸案の「THAAD拡充」を要請するはずです。
 絶対に受け入れられないは韓国ではなく中国です。明々白々、これは米中覇権戦争の一環です。「今回の裏切り」について、中国は文在寅を徹底的に非難、糾弾、攻撃するはずです。

 実は、新北・親中の文在寅はアメリカから50憶ドルもの駐留費を払いたくない。GSOMIAも継続したくない。けど、しないとトランプが怖い。中国も怖い。どちらも怖い。そこで「宙ぶらりん」「のらりくらり」大統領はどうしたか?

 直前に「保険」をかけていました。すなわち、「拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス・11/18)」でバンコク訪問中の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官に命じて、中国の魏鳳和(ギ・ホウワ)国防相と「二国間防衛の交流と協力を促進する軍事ホットラインを増やし、2020年に中国訪問を進める」ということで同意しています。

 米中覇権戦争の真っただ中だからこそ、高く売れると計算したんでしょうね。文在寅は。

 けど、この人、やることなすことすべてが裏目に出ています。決断したことの反対をやれば成功するのにね。これがトランプを激怒させないわけがありませんよ。

 あちらにもいい顔をする。こちらにもいい顔をする。結果、どちらからも信頼されない。軽蔑されるだけ。まともな韓国人は呆れているはずです。だって、ますます「信頼」を失うだけですもん。

 けど、歴史上これが半島の伝統なんです。

 どちらに転んでも「地獄」を見る宿命にあるようです。
・・・・・・途中ですが終了・・・・・

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 さて、今日の「通勤快読」でご紹介する本は 『ビートルズは何を歌っているのか?』(朝日順子著・1,731円・音楽出版社) です。とてもいい本です。