2009年06月30日東国原コックのレシピ大安売り

カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」

 食べ物屋さんによくあるケースですが、規模が大きくなると、店舗ごとに1つの会社にしたり、地域ごとにグルービング化して1つの会社にしたりすることがあります。
 目的は、税対策。そしてもう1つはリスク管理ですね。

 たとえば、食中毒なんかが発生したら大変。新聞にも載っちゃう。で、「あの店だよ」と指さされたりしてね。もち、お客さんは激減。一発でつぶれてしまいます。
 でも、屋号がちがう店なら、保健所もほかには立ち入り検査したりしませんし、お客さんのほうもわかりません。業態ごとにブランドを換えるのも、実はそんな狙いもあるわけです。

 さて、横町にジミン店というどうにも不人気な店があります。昔はお客さんが入ってたのよ。とくにカリスマ店主がいた頃は超人気店でそれはもう大変なものだったのさ。
 ところが、この元カリスマ店主が応援した店があっさり倒産。これを見てたチルド店が上を下への大騒ぎ。いったいどうすべえ?ということになったわけ。

 私なら、このジミン店なんか分割しちゃいますね。そんな乱暴な? いえいえ、乱暴でありません。店を残したいんですか? それとも店の利権を継続したいんですか? ここを間違えると失敗しますわな。

 ずばり小さく分割して、それぞれ、ブランド、屋号をどんどん換えちゃう。すると、近々、開かれる人気店フェスティバル大会に、は昔の名前のジミン店と、新屋号の数店が混在しちゃう?
 いいのいいの、これで。3つくらい新店が出てくるといいね(たぶんできるでしょう)。

 たとえば、いままでは公務員だけに格安で提供してた値段を元に戻す店とか、地方の特産物をメニューに取り入れる店とか、「西川」という名字の客は絶対に入れない店とか、「どげんかせんといかん店」とかね。お客さんは間違えて入っちゃうかもしれませんよ。

 もち、お客さんはカリスマ調理師のいる店で食べたい。で、いま、東国原コックの店が大注目。このコック、あまりに天狗の鼻が高くなりすぎて、「俺のレシピで作るならどこでもいいぜ。ミンシュ店もOKだぞ」なんてタカビーなこと言っちゃって、「ジミン店さんと勝手にどうぞ」なんて岡田店主にたしなめられてやんの。

 店の屋台骨がぐらついてる麻生店主がどう判断するかにかかわらず、今回は新店ラッシュになりそうですな。本格的な再編はそれからよ。