2011年12月08日明日のEUサミットは注目でっせ。
カテゴリー中島孝志の不良オヤジ日記」
明日は「EUサミット」ですな。いよいよユーロも財政統合に向かうタイムテーブル案を発表することになるかもね。そうなるとユーロ買いで、対ユーロの円相場は安くなるのでは。
その直前にS&Pがユーロ圏AAA格付け国をすべて「ネガティブ」に見直すとか。
これ、どういう意味?
読めるのは3種類。
1ユーロ圏はさっさと財政統合しないとあかんでという催促とユーロ国民への脅迫という促進策?
2ユーロ圏財政統合化に対する英米ヘッジファンドの嫌がらせ?
3ホントに格下げするまでの間に、まずはAAA国だけで「ユーロ共同債」を発行してECBを巻き込め、という要求。
私? 3だと思う。
ユーロが叩き潰れてくれればドル基軸通貨体制は万全。だけど、あまりにも早く潰れると、英米もただでは済みません。まずはAAA格のユーロ6カ国だけで財政統合=部分的ユーロ共同債が発行できれば、米国債に十分、対抗できます。
いずれにしても、来年1月末までにやらんとね。ギリシャ、イタリアの大量ジャンク債の償還時期でしょ。いまのままだとEFSFの資金量ではも足りないはず。
ところで、ドジョウさんは「消費税」導入を国債公約なんぞしてきましたが(国内ではすっとぼけて玉虫色に聞こえるけど、諸外国はそう認識してるんだから、ドジョウは狡猾な確信犯ですな)、あの人、国民にいつ相談したんでしょうかね。
人民元安が止まらない中国はドジョウなんぞに来てもらっても相手にしてらんないしメリットもないから、延期を要請。ま、当然でしょ。商売になるなら会ってやる、という態度ですからね。
それにしても、この党のマニフェストでは2013年までは政府支出の徹底的なムダの削減を優先し、消費税は論議すらしないと約束して選挙に勝たせてもらったんでしょ。それがどんどん消費税が現実化。御用テレビ局では消費税の説明まで懇切丁寧に行われる始末。
はは〜ん、アメリカ&財務省から圧力かけられてるのか。そういう体質のテレビ局なんだな、ここは、と透けて見えてしまいます。
いま、野党が問責決議案の提出で揺さぶってるのは、一川防衛相と山岡消費者相のみ。この2人、小沢派なんですよ。もち、この閣僚人事は財務省の手練手管。ドジョウにはできません。
なんのためにこんな人事にしたのか? 「反対勢力を取り込む」と言っていたドジョウのメンツを立てるとき、この2人が問題を起こしそうだということははなからわかってたわけ。
つまり、この2人が攻撃されても野田政権ではなく小沢派が困るだけ。政権が揺らごうがどうしようが、「消費税増税だけは成立させたい」「できることなら公務員改革法案は廃案にしたい。とにかく成立だけはさせたくない」と考える財務省の「トロイの木馬作戦」だったんです。
さすが財務省。けど、昔から、策士策におぼれるといいますからね、シナリオ通りに進むかどうかはわからんよ。
それにしてもレンホー大臣。おバカな防衛大臣の次にクビが飛ぶかもしれませんな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『日本を捨てた男たち』(水谷竹秀著・集英社)です。詳細はこちらからどうぞ。
その直前にS&Pがユーロ圏AAA格付け国をすべて「ネガティブ」に見直すとか。
これ、どういう意味?
読めるのは3種類。
1ユーロ圏はさっさと財政統合しないとあかんでという催促とユーロ国民への脅迫という促進策?
2ユーロ圏財政統合化に対する英米ヘッジファンドの嫌がらせ?
3ホントに格下げするまでの間に、まずはAAA国だけで「ユーロ共同債」を発行してECBを巻き込め、という要求。
私? 3だと思う。
ユーロが叩き潰れてくれればドル基軸通貨体制は万全。だけど、あまりにも早く潰れると、英米もただでは済みません。まずはAAA格のユーロ6カ国だけで財政統合=部分的ユーロ共同債が発行できれば、米国債に十分、対抗できます。
いずれにしても、来年1月末までにやらんとね。ギリシャ、イタリアの大量ジャンク債の償還時期でしょ。いまのままだとEFSFの資金量ではも足りないはず。
ところで、ドジョウさんは「消費税」導入を国債公約なんぞしてきましたが(国内ではすっとぼけて玉虫色に聞こえるけど、諸外国はそう認識してるんだから、ドジョウは狡猾な確信犯ですな)、あの人、国民にいつ相談したんでしょうかね。
人民元安が止まらない中国はドジョウなんぞに来てもらっても相手にしてらんないしメリットもないから、延期を要請。ま、当然でしょ。商売になるなら会ってやる、という態度ですからね。
それにしても、この党のマニフェストでは2013年までは政府支出の徹底的なムダの削減を優先し、消費税は論議すらしないと約束して選挙に勝たせてもらったんでしょ。それがどんどん消費税が現実化。御用テレビ局では消費税の説明まで懇切丁寧に行われる始末。
はは〜ん、アメリカ&財務省から圧力かけられてるのか。そういう体質のテレビ局なんだな、ここは、と透けて見えてしまいます。
いま、野党が問責決議案の提出で揺さぶってるのは、一川防衛相と山岡消費者相のみ。この2人、小沢派なんですよ。もち、この閣僚人事は財務省の手練手管。ドジョウにはできません。
なんのためにこんな人事にしたのか? 「反対勢力を取り込む」と言っていたドジョウのメンツを立てるとき、この2人が問題を起こしそうだということははなからわかってたわけ。
つまり、この2人が攻撃されても野田政権ではなく小沢派が困るだけ。政権が揺らごうがどうしようが、「消費税増税だけは成立させたい」「できることなら公務員改革法案は廃案にしたい。とにかく成立だけはさせたくない」と考える財務省の「トロイの木馬作戦」だったんです。
さすが財務省。けど、昔から、策士策におぼれるといいますからね、シナリオ通りに進むかどうかはわからんよ。
それにしてもレンホー大臣。おバカな防衛大臣の次にクビが飛ぶかもしれませんな。
さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『日本を捨てた男たち』(水谷竹秀著・集英社)です。詳細はこちらからどうぞ。