2013年01月10日今月の予定です。

カテゴリー中島孝志の原理原則研究会」

 15日(22日じゃありません!)は今年初のTOKIO原原、23日はOHSAKA原原があります。24日はHAKATA原理原則研究会のスタートです。

 メンバーの方はどうぞよろしく。

 さてTOKIO原原のテーマは「モチベーション200%アップ! 人を動かす原理原則について語ろう」です。
 OHSAKA原原のテーマは「さりげなく鮮やかに! 戦後封印された日本の歴史について語ろう」です。
 HAKATA原原のテーマは「経営研究! 日本の製造業は絶対サムスンに負けない!」です。

 お楽しみに。なおHAKATA参加メンバーのお1人はは3月に博多に転勤するまでTOKIO原原に参加しますのでよろしく。

 さてさて2月の予告です。 TOKIO原原の特別ゲスト講師は奥村眞吾先生です。

 奥村先生は日本でいちばん税務会計の本をたくさん出しています。裏も表もよく知った税務会計のプロ中のプロです。上場企業監査役、宗教団体の税務顧問からゴルフ、野球、サッカー選手などの税務アドバイザーもつとめています。東京、大阪、LAを股にかけて活躍し、とにかく話題が豊富な方です。
・テーマ:「税金から眺める日本と世界経済−−この2時間で笑いが止まらないほどお金儲けの法則がわかる!」
・日 時:2013年2月19日(火)午後7時〜。

 TOKIO原原の特別講師の開催日にはOHSAKA&HAKATA原原のメンバーは無料で参加できます。


 以下は奥村先生のお話です。
「フランスでは、大統領選でサルコジが敗けてオランドが新しい大統領となりました。緊縮財政サルコジを嫌ってフランス国民が選択したわけですが、オランドは選挙前からインタビューでこう答えています。
「本人の能力や努力と無関係の報酬は不当な富の搾取に他ならず、受け入れられるものではない」
 日本で言うなら、親からの相続でもらったような不動産の賃貸収入や株の配当、利息などがこれに該当するでしょうね。

 フランスに富裕税というものがあります。日本にも戦後は存在しましたが今はありません。一定額以上財産を所有する者は毎年、富裕税を納めなければならないんです。日本の固定資産税のようなものですが、財産の額によって税率は異なっています。

 オランドは元もと「金持ちたたき」で知られ、富裕層を狙い撃ちにした増税案を次々に打ち出しました。
 年収100万ユーロ(約1億円)超の富裕者には所得税率をなんと75%に引き上げ、年収15万ユーロ(約1500万円)は45%に引き上げる、としています。しかもサルコジ時代に導入した税制上の優遇措置をすべて撤廃する、とのこと。

 こういう噂は早いですよ。オランドが勝利するかも・・・という段階(2011年末あたり?)から、フランスの富豪たちがどんどん国外脱出を始めました。おかげでベルギーの首都ブリュッセルやスイスのジュネーブでは高級住宅地の不動産価格が暴騰。めざといイギリス人はフランスから逃げてくる富豪たちを取り込もうと必死です。
 「イギリスは4月から年収15万ポンド(約2000万円)超の富裕者に対する税率を50%から45%へ引き下げます」
 ロンドン市長は、「フランスで増税に苦しんでいる企業オーナーに救いの手を差し伸べなければいけない」と発言。「ロンドンはフランスの皆さんを歓迎します!」とキャンペーンまで張る始末。

「金持ちを粗末に扱う国はやがて亡びる」と言ったのは、みんなの党の代表、渡辺喜美さんの父上渡辺美智雄さん(元大蔵大臣)でした。たしかにそうなりつつあります。
 日本の相続税率も所得税率も55%になります。
 すでにかなりの富裕者が日本を脱出してシンガポールや香港に移住しています。この現実を考えますと、「英会話が少しできる」くらいでも海外移住を計画する富裕層はますます増えるはずです。そのための語学教室も流行るでしょうね。もちろんリッチでゴージャスでバブリーな教室になることでしょう。

 絶対に聞かないと損です。なるほど、お金持ちになるにはこういうセンスがいるんだな、と納得できると思います。

 ところで名古屋在住の経営者より、「どして通り過ぎるん? 名古屋でもやらにゃあ。中島さんの大好きなドテ焼きもあるでよ」という電話。ありがたいお言葉です。スタッフと前向きに検討します。中部圏の皆様、しばしお待ちを。


 さて「中島孝志の 聴く!通勤快読」でご紹介する本は『冥土めぐり』(鹿島田真希著・河出書房新社)です。詳細はこちらからどうぞ。